<2018.7.5配信> 週間ブリーフ「中国・百度がSBと提携し自動運転バスを日本で実験へ、日産がデジタル・ハブをインドに設立 ほか」


 中国インターネット検索大手の百度(Baidu)は、ソフトバンクグループの自動運転開発会社SBドライブと提携し、日本で自動運転実験を始めます。百度の自動運転システムを搭載した商用バス「Apolong(アポロン)」を日本に導入し、SBドライブの運行管理システムなどを使う予定。自動運転をめぐる連携の動きが加速しています。

 日産自動車はサービスのデジタル化をグローバルで推進するための拠点「デジタル・ハブ」をインドに設立すると発表しました。日産ではデジタル化の拠点をアジア、欧州、北米で設立予定で、インドは最初の拠点となります。

 また、日産は、予定していた中国の投資ファンドGSRキャピタルへの電池子会社オートモーティブエナジーサプライの売却を、相手先の資金不足により中止すると発表しました。

 米国では、電気自動車(EV)のテスラが量産が難航していた新型車「モデル3」の生産目標・週5千台を達成。また、米ウーバー・テクノロジーズは、英国のロンドン交通局から昨年取り消された市内での営業許可を、暫定的に15カ月間認可されました。また、ウーバーは3月の事故を受けて中止していた自動運転車の試験走行の再開を8月までに計画しているとされます。

 米ゼネラル・モーターズ(GM)は自動運転部門クルーズによる自動運転タクシー事業への参入を前に、独自の配車プラットフォームの構築と米国で最大級の充電ステーション建設を進めていると報じられています。

 スウェーデンのボルボ・カーは新たなモビリティブランド「M」を立ち上げ、車やサービスをオンデマンドで提供すると発表。2019年にスウェーデンと米国でサービスを始める予定です。

 独部品大手ZFは、将来の完全自動運転に向けてステアリングホイールやペダルのないコクピットを公開。また、韓国・現代自動車(Hyundai)はV2X技術に強いイスラエルの半導体ベンチャー、オートトクス(Autotalks)に出資し、安全性向上で連携します。

 このほか、国内では、カーシェアリング最大手のパーク24が、カーシェアプログラム「タイムズカープラス」の会員数が100万人を突破したと発表。また、豊田通商と、自動運転技術ベンチャーの先進モビリティ日野自動車などは、トラックが隊列で自動走行する実証実験を茨城県で報道陣に公開。京阪バス大津市と協定を結び、自動運転バスの実用化に向けた実証実験を始めると発表しました。

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