<2019.2.7配信> 週間ブリーフ「トヨタが定額サービスKINTOを開始、VWが次世代EV車台を他メーカーへ供給へ ほか」


 トヨタ自動車は、今夏以降に全国展開する定額利用サービス「KINTO(キント)」の詳細を明らかにしました。3年間で6種類のレクサス車を乗り継げる「KINTO SELECT」と、3年間で1台のトヨタ車に乗る「KINTO ONE」を準備。1月に住友三井オートサービスと新会社を設立し、2月から都内でSELECTの提供を開始しています。

 世界大手の車載電池メーカー、中国・寧徳時代新能源科技(CATL)ホンダと電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)向けのリチウムイオン電池を共同開発すると発表しました。19年前半に栃木県宇都宮市に拠点を設立し、中国市場に投入する車両に対して電池を供給する予定です。

 日産自動車、仏ルノー三菱自動車の3社連合は、自動運転分野で米グーグル陣営と提携する方針を固めたと報じられています。自動運転による無人タクシーの共同開発や移動サービスの事業化などをグーグル陣営で自動運転開発するウェイモと検討する模様です。

 東京急行電鉄JR東日本はMaaSの実証実験を4月から静岡県伊豆地域で実施すると発表しました。専用アプリ「Izuko(イズコ)」を準備し、交通機関の検索・予約・決済を可能にします。

 米国では独フォルクスワーゲン(VW)子会社で充電インフラを整備しているエレクトリファイ・アメリカが、全米100か所の充電ステーションに、米テスラの蓄電装置を配備すると発表しました。オフピーク時に充電できる蓄電装置の導入でユーザーの費用負担軽減を目指します。

 また、VWは次世代EVの基幹となる車台プラットフォーム「MEB」を、他の自動車メーカーに広く供給する方針であることを明らかにしました。EV時代に向けて、MEBを自動車業界の共通規格化したい狙いがあると見られています。一方で、テスラは電池技術メーカーの米マクスウェル・テクノロジーズを2億1800万ドル(約240億円)で買収し、電池の性能向上や生産拡大を図ります。

 米マイクロソフトはオランダの地図サービス大手、トムトムとの提携を拡大し、トムトムの地図と交通データをマイクロソフトのクラウドサービス「Azure(アジュール)」に統合すると発表しました。

 ドイツでは、自動車部品大手のコンチネンタルがコネクテッドカー事業強化へ、自動車用アンテナを手がける独Kathrein Automotiveを買収したと発表しました。

 中国では、配車アプリ大手の滴滴出行が自動車大手の北京汽車集団と、EVカーシェアに関する金融サービスや充電、メンテナンスなどを提供する共同出資会社を設立しました。

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