トヨタ自動車とデンソーは、来年4月に設立する予定の次世代の車載半導体研究・先行開発を行う合弁会社の名前を「MIRISE Technologies(ミライズテクノロジーズ)」に決定しました。出資比率はデンソー51%、トヨタ49%で、パワーエレクトロニクスやセンシング、SoC(System-on-a-Chip)の開発を担います。
ダイハツ工業は、日本総合研究所が主催する「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム」が12月から来年2月まで神戸市で実施するローカルMaaSの実証実験に参画すると発表しました。コンソーシアムでは地域での持続可能なモビリティサービス確立に取り組みます。
日野自動車の子会社NEXT Logistics Japan(NLJ)は荷主企業や運送事業者などと協力し、新たな幹線輸送スキームを事業化すると発表しました。アサヒグループホールディングス、江崎グリコ、千代田運輸、トランコム、ユーネットランスがNLJへ総額約1億円を出資し、運用開始しました。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は人工知能(AI)を活用してタクシーの需要供給予測を行い、経路ナビをする「お客様探索ナビ」の商用化を開始しました。運⾏中のタクシー⾞両から収集するプローブデータを解析し、運転手を個別客へと誘導します。
群馬県は、群馬大学やNECと連携し、路線バスを自動運転で運行する実証実験を始めました。道路に自動運転を補助する機器を備え付け、「路車間協調」と呼ぶ技術を活用。導入コスト低減も目指します。
海外では、米ゼネラル・モーターズ(GM)が、韓国LG化学と合弁で米オハイオ州に電気自動車(EV)向けの電池を製造する工場を建設すると発表しました。投資額は総額23億ドル(約2500億円)で、年間生産能力30GWhを超え、世界最大級の電池工場となる見通しです。
韓国SKイノベーション(SKI)は、中国江蘇省EV向け電池の新工場を建設したと発表しました。投資額は8200億ウォン(約750億円)で中国・北京汽車集団などと合弁で運営します。
独メルセデスベンツは、独ボッシュと共同で行う自動運転車によるライドシェアの実証実験を米国カリフォルニア州サンノゼで開始したと発表しました。「Sクラス」をベースにした自動運転車両を使い、コミュニティのニーズや車両技術を検証します。
英ジャガーは同社初のEV「I-PACE」のソフトウェアの無償OTA(Over-The-Air)アップデートを実施し、航続距離を延長しました。搭載する90kWh バッテリーの航続距離は234マイルでしたが、OTAによって246マイルへと12マイル伸びるとされています。