スズキは、初めての電気自動車(EV)「e ビターラ」を2026年1月に日本で発売すると発表しました。コンパクトSUVで、航続距離は433kmから。政府補助金87万円を受けると実質312万円から購入可能です。スズキの世界戦略車EVで、インドの工場で生産します。
日産自動車・三菱自動車・仏ルノーのアライアンスは、ルノーのEV子会社アンペアのフランス工場で共同プロジェクトを推進すると発表しました。アンペアのEVプラットフォームをベースに、最新のEVとなる日産の「マイクラ」と三菱自動車の「エクリプス クロス」を開発・生産します。
三菱自動車の欧州法人は、欧州市場向けの「エクリプス クロス」を2025年内に欧州で順次販売を開始すると発表しました。
日野自動車は、国内初の燃料電池大型トラック量産モデル「日野プロフィア Z FCV」を10月に発売すると発表しました。トヨタ自動車と共同開発し、パワートレインにトヨタ「MIRAI」のFCスタックの改良型を2基搭載。水素充填時間15~30分で航続距離650kmを確保しています。
いすゞ自動車とファミリーマート、伊藤忠商事、横浜市は11月から、バッテリー交換式トラックで商品を配送する実証実験をファミリーマート約80店舗で実施すると発表しました。国内初となる車両の左右両側からバッテリーを同時交換できるステーションと、バッテリー交換式「エルフEV」3台を使用します。
いすゞ自動車は、国内初となる小型充填機を用いたバイオメタンの車両充填実証に参加したと発表しました。走行を問題なく行い、バイオメタンが自動車燃料として実用可能であることを確認しました。
パナソニックエナジーは、開発中の全固体電池について、2026年度にサンプル出荷を開始する方針を明らかにしました。将来的な量産につなげる計画です。
米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と米クアルコム、ソニー・ホンダモビリティは、EV「AFEELA」の開発スピードを高める連携を発表しました。AWSのクラウドやAWS上のQualcommアクセラレーターの活用で、開発期間を大幅に短縮します。
デジタル地図のジオテクノロジーズは、米グーグルとの資本業務提携に合意し、開発協業を開始したと発表しました。モビリティなどに使われる地理空間情報の進化や新たなソリューションの創出を目指します。
海外では、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルが、中国の小鵬汽車(XPENG)の欧州向けの新型EVの生産を受託したと発表しました。オーストリアの子会社で生産受託大手マグナ・シュタイヤーの工場で2025年中に生産を開始します。中国メーカーの完成車生産を行うのは初めてです。
中国では、広州汽車集団と華為技術(ファーウェイ)が、EVのプレミアムブランド「Qijing(啓境)」を発表しました。車両にファーウェイの自動運転やスマートコックピット技術を活用します。
中国の国家市場監督管理総局は、小米(シャオミ)のEV「SU7」の一部モデルで高速道路走行中の識別や警告などに不具合があり11万6887台をリコールすると発表しました。小米はOTAによるソフトウェア更新によって不具合を修正するとしています。
米国では、テスラがネバダ州で自動運転ロボタクシーの公道テスト実施の許可を取得しました。テキサス州とカリフォルニア州に続いての許可取得で、全米への拡大へ向けてテストエリアを広げます。また、アリゾナ州でも許可取得したと米メディアが報じています。
EVメーカーのリビアン(Rivian)が、建設を中断していたジョージア州のEV工場の起工式を行ったと発表しました。SUV「R2」やクロスオーバー「R3」を生産予定で、2028年に生産を開始。生産台数は当初は年間20万台で、40万台へと拡大する計画です。
ステランティスは、充電器とインバータ機能を電池モジュールに統合した独自技術「インテリジェントバッテリー統合システム(IBIS)」を使った最初の試作車を発表しました。車両スペースを広げ、メンテナンスも簡素化できるとしています。
米エヌビディアは、AIを使った自動運転技術を開発する英Wayve Technologies(ウェイブ)に5億ドル(約740億円)を追加出資することで協議していると明らかにしました。