ホンダと日産自動車は、車を制御する基盤ソフトウェアを共通化することで調整に入ったと、日経新聞などが報じています。SDV開発で連携し、2020年代後半にもソフトを搭載した車両発売を目指すとしています。また、ホンダと日産は、米国で協業し、ホンダの大型車を日産の米国工場で生産する方向で検討しているとも報じられています。
日産自動車は、経営再建計画Re:Nissanで推進するグローバルな生産拠点の見直しの一環で、神奈川県横須賀市の追浜工場での車両生産を2027年度末に終了すると発表しました。同工場での車両生産は、日産自動車九州へ移管します。
SUBARUは、同社として3車種目となる電気自動車(EV)で、コンパクトSUVの新型「アンチャーテッド」を米国ニューヨークで公開しました。トヨタ自動車との共同開発で、航続距離は約482km。2026年に米国市場へ投入します。
トヨタ自動車の電池開発・製造子会社、プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES)は、中国でEV用電池を生産すると、日経新聞などが報じています。遼寧省大連市に新たな電池工場棟を建てる計画です。
三菱自動車は、SUV「アウトランダー」のマイルドハイブリッド車を2025年10~12月に米国とカナダで発売すると発表しました。ハイブリッド車(HV)の人気の高まりから、従来のガソリンモデルから切り替えます。
三菱ふそうトラック・バスは、同社の車両データとtraevo (トラエボ)が運営する車両動態管理プラットフォームを連携させると発表しました。運送会社が複数になる場合や車載器メーカーが異なる場合でも運行状況を一元管理できます。
日野自動車と大成ロテックは、無人自動運転荷重車両(レベル4相当)を実用化し、大成ロテックが開所した次世代舗装実験施設で、舗装耐久実験を開始すると発表しました。24時間無人で運行させ、道路の耐久試験の期間を短縮します。
自動運転開発のティアフォーは、国際的に技術開発競争が激化するエンドツーエンド(E2E)自動運転に適した独自アーキテクチャを設計し、ティアフォー主導の自動運転用オープンソースソフトウェアを通じてその実装を公開したと発表しました。
大成建設は、走行中のEVに無線給電が可能な次世代道路「T-iPower Road」を、福島県の次世代技術実証センターに構築し、最高時速60kmで走行する車両による実証実験で、最大出力10kWの連続無線給電に国内で初めて成功したと発表しましたた。
海外では、米ウーバー・テクノロジーズが、自動運転タクシーの拡大に向けて、米国やアジア・中東での携戦略を発表しました。米国ではEVメーカーのルーシッド・グループや自動配送技術のニューロと提携し、2026年後半に米国主要都市でサービスを開始すると発表。両社に数億ドル(数百億円)を投資します。また、中国の百度(Baidu)とも提携し、アジア・中東で自動運転タクシーを展開すると発表しました。
欧州ステランティスは、燃料電池車(FCV)の開発プログラムを中止すると発表しました。水素燃料供給インフラの不足や消費者ニーズ不足などが理由です。今年夏に予定していた新型FCV「Pro Oneシリーズ」の発売は取りやめます。
独フォルクスワーゲン(VW)は、中国・上海汽車集団(SAIC)と合弁で運営する江蘇省南京市の車両生産工場を閉鎖すると、独メディアなどで報じられています。販売減少によるもので、生産はすでに停止され、今年後半に段階的に閉鎖される見込みです。
独BMWは、自動運転技術を手がける中国モメンタと提携し、ADASを共同開発すると発表しました。中国に特化したADASソリューションを開発し、新型EVシリーズ「ノイエ・クラッセ」に搭載します。
中国第一汽車集団とEC大手の中国、アリババ集団は、AIの共同研究所を吉林省長春市に開設したと発表しました。アリババの大規模言語モデル(LLM)を活用し自動車向け基盤モデルを開発します。
米国ではゼネラルモーターズ(GM)と韓国LGエナジーソリューションの合弁会社アルティウムセルズが、テネシー州のバッテリー生産工場を改修し、低コストのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーセルの生産を拡大すると発表しました。また、GMは米レッドウッド・マテリアルズと共に、回収したEVバッテリーを活用したエネルギー貯蔵システム事業を開始すると発表しました。
米テスラは、米国で販売する一部車種で、イーロン・マスクCEOが立ち上げたxAIが開発するAI「Grok(グロック)」を搭載したと発表しました。また、テスラは「モデルY」をベースにした6人乗りの新型SUV「モデルYL」を中国で発売することが分かりました。