<2020.11.12配信> 週間ブリーフ「ホンダが自動運転レベル3発売へ、BMWがEV旗艦モデル発表 ほか」


 ホンダは自動運転レベル3に求められる国土交通省の型式指定を取得したと発表しました。これにより、高速道路での低速時に前走車を追従し、ドライバーが前方から目を離すことができる自動運行装置「トラフィック・ジャム・パイロット」を搭載した「レジェンド」を、2020年度内に発売する予定となりました。世界で初めて実用化される自動運転レベル3技術となる見込みです。

 トヨタ自動車は、中間決算発表会見で、静岡県裾野市に建設する予定の実証都市「ウーブン・シティ」について2021年2月23日に着工する計画であると明かしました。当初の居住人数は高齢者や発明家ら360人程度になる見込みです。また、トヨタ自動車の2021年3月期通期の見通し発表では、連結営業利益を1兆3000億円へと大幅に上方修正しました。

 東京海上日動火災保険は、自動運転中に発生した事故なら、保険を使った場合でも更新契約時に保険料負担が増えない取扱いを2021 年 4月以降のノンフリート自動車保険に導入すると発表しました。レベル3以上の自動運転中の事故が対象となります。

 みちのりホールディングス会津乗合自動車デンソーABB日本ベーレーダイヘンデロイト・トーマツ・ファイナンシャルアドバイザリーの6社は、路線バスへ電気自動車(EV)バスの本格導入へ向けて実証実験を始めると発表。運行状況や消費電力、外部環境など多くデータを人工知能(AI)で分析し、効率的な運行方法などを探ります。

 福島県いわき市モネ・テクノロジーズ福島県タクシー協会いわき支部は「いわき版MaaS推進事業」に関する連携協定を締結したと発表しました。まずは「観光MaaS」と、商品の購入・受け取りをタクシー会社が代行する「おつかいタクシーMaaS」の実証実験を実施します。

 欧州では独BMWが新型EVの「iX」を発表しました。これまでモーターショーなどでコンセプト車「iNEXT」として公開されていたものの市販版・SUV型モデルです。満充電での走行距離は600km以上、最高出力は500馬力以上で、EV旗艦モデルと位置付けられます。2021年中に発売予定です。

 独フォルクスワーゲン(VW)グループの商用車大手トレイトンは、同業の米ナビスター・インターナショナルを買収することで最終合意し、正式に契約締結しました。また、VWはギリシャ政府との間で、地中海の小島、アスティパレア島で、島内のモビリティをEVやEスクーターなどに置き換える「スマート・グリーンアイランド」プロジェクトについて合意したと発表しました。

 米国ではフォード・モーターが、商用車「E-Transit」のEVモデルを2021年に発売すると発表。ミズーリ州の工場を、1億ドル(約105億円)を投資して整備します。同工場では大型ピックアップトラック「F-150」のEVも生産します。

 小売大手の米ウォルマートは米ゼネラル・モーターズ(GM)子会社で自動運転開発のクルーズ(Cruise)との提携を発表しました。アリゾナ州で自動運転車両を使った配達サービスをの実証実験を行います。

 韓国・現代自動車グループは、同社のヒュンダイ、起亜、ジェネシスの各モデルの全車両に、半導体大手の米エヌビディアが提供するインフォテインメントおよびAIプラットフォームを採用すると発表しました。

 中国政府は2025年の目標値として一定条件下で自動運転ができる車の販売比率を従来の25%から50%へと引き上げたことが分かりました。中国工業情報化省などが開いた大会で工程表が示されました。

 

 

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