トヨタ自動車は、中国でSUV型の新型電気自動車(EV)「bZ3X」を発売しました。中国・広州汽車集団との合弁会社などで開発し、部品を中国のサプライヤーから仕入れるなどして販売価格を約11万元(約223万円)からと抑えました。また中国の自動運転技術開発のモメンタと共同開発したADAS技術も搭載しました。
米ゼネラル・モーターズ(GM)の日本法人は、「キャデラック」ブランドのEV「リリック」を日本で初めて発売すると発表しました。日本モデルは、全車両が右ハンドル仕様で販売価格は1100万円です。
米テスラは、「モデルS」と「モデルX」の日本市場向けの生産を3月末で終了すると発表しました。今後は主力となっている「モデル3」と「モデルY」のみの取り扱いとなります。
デンソーテンは、カメラで撮影した顔画像からヒヤリハットや居眠りの予兆といった人の内面を推定するAI技術を開発したと発表しました。脳波や心拍などの生体情報や顔画像からAIモデルを生成し、照合します。この技術で安心・安全なモビリティ社会に貢献するとしています。
デンソーは、社用車などを保有する企業や、集合住宅や商業施設に向けて、EVやプラグインハイブリッド車(PHEV)など電動車の充電制御システム「EVECOM(イブコム)」の販売を開始しました。クラウドサーバーやスマートフォンと通信できるEV充電制御システムです。
国土交通省やいすゞ自動車、日野自動車など商用車メーカー4社は、トラックの自動運転の実証を新東名高速道路の優先区間で開始しました。合流支援の情報を車両に提供できる通信インフラを整備し、自動運転トラックを路車間通信で支援する検証を行います。
空飛ぶクルマの開発などを手掛けるスカイドライブは、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのヘリコプターチャーター会社AeroGulf Servicesと空飛ぶクルマの事業検討に関する覚書を締結し、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の最大50機のプレオーダーに合意したと発表しました。
海外では、独フォルクスワーゲン(VW)が、低価格EVのコンセプト車「ID. EVERY1」を公開しました。2027年に量産版を発売する予定で、価格は2万ユーロ(約320万円)から。独自のEVプラットフォームMEBを搭載し、航続距離は250km以上としています。
欧州連合(EU)の欧州委員会は、自動車産業を支援する内容を盛り込んだ行動計画を発表し、EV購入支援・補助を拡充し、新車の二酸化炭素(CO2)排出を巡る規制を緩和するとしました。また、EUのイノベーション基金から電池生産を補助し、ADASなどの認可手続きも統一します。
米国では、米アルファベット傘下のウェイモが、テキサス州オースティンで自動運転タクシーサービスを開始しました。オースティンでは米ウーバー・テクノロジーズと提携し、ウーバーのアプリ上で自動運転車が配車されます。顧客は自動運転を受け入れるかどうかをアプリ上で選択できます。
自動運転開発の英ウェイブ・テクノロジーズは、ドイツ・シュツットガルトで新たな試験・開発拠点を設立しました。ドイツは、アウトバーンや都市部の複雑さ、冬の道路状況など、AI を活用した運転技術を改良・検証するための理想的な環境としています
韓国・現代自動車と、ロシアのIT大手Yandex(ヤンデックス)の子会社で自動運転技術企業のAvrideは、自動運転配車サービス向けの完全自動運転車を共同開発すると発表しました。ウーバーの配車サービス向けに投入するとしています。
中国では、第一汽車集団が新興EVメーカーの零跑汽車(リープモーター)と戦略的提携したと発表した。新エネルギー車(NEV)を共同開発し、関連部品やバッテリー生産などでも協力します。