<2021.10.8配信> 週間ブリーフ「ホンダが新車オンラインストア開設、ボルボ・カーが年内上場へ ほか」


ホンダは、国内自動車メーカーでは初めて新車オンラインストア「Honda ON(ホンダオン)」を開設しました。オンライン上で商談、見積り、査定、契約がすべて可能としています。都内在住の個人が対象で、まずはサブスクリプションサービスで開始します。

ダイハツ工業は小型SUVの「ロッキー」にハイブリッド車(HV)モデル「ロッキー eスマート」を追加して11月に発売すると発表しました。独自のシリーズ式ハイブリッドシステムと最適化した1.2Lエンジンを搭載します。

マツダはクロスオーバーSUVの拡充計画を発表し、2022年から23年にかけての「CX-60」などラージ商品群を中心に5車種を投入するとしました。各国の電動化ロードマップに対応したパワートレインの選択肢を提供予定で、電動化が進んでいる欧州にはプラグインハイブリッド(PHV)中心に展開予定です。

UDトラックスは、欧州連合(EU)が定めるEU圏内統一排出ガス規制「ユーロ5」に準拠した大型トラック「Quester(クエスター)」と中型トラック「Croner(クローナー)」の新型モデルを海外の主要市場で発売すると発表しました。

トヨタ自動車の実験都市「ウーブン・シティ」が建設される予定地である静岡県裾野市は住民向けに「これからのまちづくり」説明会を開催し、ウーブン・プラネット・ホールディングスのジェームス・カフナーCEOが参加しました。ウーブン・シティでは3月に造成工事がスタートしています。

トヨタ自動車は、立った姿勢で乗る3輪電動モビリティー「C+walkT(シーウォークティー)」を発売しました。空港やショッピングモールなどでの使用を想定しています。

東武鉄道などは、栃木県の日光地域で国内初となる環境配慮型・観光MaaS「NIKKO MaaS」のサービスを10月28日に開始すると発表しました。JTB栃木県オリックス自動車トヨタレンタリース栃木などが参画し、EVやシェアサイクルなど環境に配慮した移動手段と観光施設のチケットを検索できるサービスを提供します。

海外では、スウェーデンのボルボ・カーが新規株式公開(IPO)で250億クローナ(約3200億円)を調達すると発表しました。ナスダック・ストックホルムでの年内上場を目指します。

ダイムラーはトラック部門の分離を正式決定し、今年末までにトラック・バス部門を「ダイムラートラックホールディングス」として上場することとしました。ダイムラー自体は22年2月に「メルセデス・ベンツグループ」に改名します。

米国ではゼネラル・モーターズ(GM)が、航続距離を延ばしながらコストを削減する車載バッテリーを開発するため、米ミシガン州に車載電池の開発拠点を設けると発表しました。また、GMは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下のGEリニューアブル・エナジーと、EVや再生可能エネルギー機器の製造に使用するレアアース(希土類)の共同調達で提携すると発表しました。

運転支援システムで、GMはハンズフリーが可能な「Ultra Cruise(ウルトラクルーズ)」を2023年に導入すると発表しました。北米で運転シナリオの95%でハンズフリーでの走行が可能としています。

新興EVメーカーの米リヴィアンは、米ナスダック市場への新規株式公開(IPO)を申請。800億ドル(約8兆8000億円)程度の評価額を目指している、と報じられています。また、米ローズタウン・モーターズは、米オハイオ州の完成車工場を台湾の鴻海精密工業に売却することで基本合意したと発表し、EV生産を鴻海に委託します。

半導体大手の米クアルコムと投資会社の米SSWパートナーズは、スウェーデンの自動車部品ヴィオニアの買収で合意したと発表しました。買収総額は45億ドル(約5000億円)で、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルとの買収合戦に勝利しました。

 

 

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