<2021.8.19配信> 週間ブリーフ「ホンダがリアルタイム走行データを活用したサービス、百度が自動運転コンセプト車を公開 ほか」


ホンダは、データサービス事業「Hondaドライブデータサービス」の新サービスとして、リアルタイム走行データを活用し、渋滞路・迂回路通過の所要時間を計算して道路上に表示する「旅行時間表示サービス」の提供を開始したと発表しました。370万台のホンダ車から集まるデータを活用しています。

テスラは、新電力のグローバルエンジニアリングとともに、北海道に日本初の蓄電池発電所「北海道・千歳バッテリーパワーパーク」を建設し、2022年より運用開始すると発表しました。テスラは6000kWhの大型蓄電池を供給し、電力卸市場・需給調整市場に参入します。

中国電力は、住友三井オートサービスREXEV(レクシヴ)などと4社と提携し、法人向けの電気自動車(EV)の導入支援をするサービス「eeV(イーブイ)」を、10月に開始すると発表しました。車両管理効率化などにより企業に低コストのEV導入を提案します。

日産自動車は、独自のハイブリッド技術「e-POWER」を搭載した「ノート オーラ」のスポーツ車仕様「ノート オーラ NISMO」を発表し、今秋に発売するとしました。併せて、「ノート オーラ」の発売を、想定より早める形で開始しました。

トヨタ自動車子会社のウーブン・プラネット・ホールディングスは、高精度地図などに強い米CARMERA(カーメラ)の買収を完了したと発表しました。ウーブン・プラネットは、買収により高精度地図生成プラットフォーム(AMP)の開発を加速させます。

NRIセキュアテクノロジーズは、トヨタ自動車のIDサービス「TOYOTA/LEXUSの共通ID」の認証基盤として、会員IDを管理し安全な認証を実現する同社の「Uni-ID Libra」が採用されたと発表しました。

京セラコミュニケーションシステムは、無人自動配送ロボットによる工業地域向け配送サービスの実証実験を北海道・石狩湾新港地域の公道(車道)で開始したと発表しました。「遠隔・非接触」での物流ニーズや人手不足に応える取組みです。

名古屋市では、WILLER名鉄バス名古屋工業大学イオンタウンが同市鶴舞周辺の公道で、自動運転車を使ったモビリティ実証実験「Nanamobi」を開始しました。10月下旬まで約2ヶ月半実施します。

中国では、ネット検索最大手の百度(Baidu)が、次世代の自動運転を示すコンセプト車「ロボットカー」を公開しました。ハンドルやアクセルなどはなく、内部には大型の曲面スクリーンやタブレットを設置しています。百度は、自動運転開発連合「アポロ」を運営し、3月には浙江吉利控股集団とEV製造・販売の共同出資会社を立ち上げています。

自動運転開発スタートアップでトヨタ自動車も出資する中国の小馬智行(Pony.ai)は、中国当局が海外上場に対する規制を強めていることを受けて、予定していた米国上場を凍結したと報じられています。

台湾の鴻海精密工業は、欧州でEV工場を建設するため協業相手と検討していることを明かしました。タイでも新工場を予定していて、米国ではEVメーカーのフィスカーと共同でEVを開発・生産する方針です。

欧州では独BMWがドイツ・ミュンヘンで9月に開催されるIAA国際モーターショーに燃料電池車(FCV)「iX 5 Hydrogen」を出展すると発表しました。2022年に台数限定で生産する予定です。

米国では、運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が、停車中の緊急車両との複数の衝突事故を受けて、テスラの自動運転支援システム「オートパイロット」の公式調査を始めたと発表しました。

 

 

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