ホンダは自動運転レベル3技術を搭載した新型「LEGEND(レジェンド)」を5日に販売すると発表しました。最新の「Honda SENSING Elite(ホンダ センシング エリート)」を搭載し、その機能の一つ、「トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)」は世界で初めて型式指定を取得した自動運転レベル3技術です。
トヨタ自動車は、SDGsに貢献するプロジェクトへの支出を社債発行により調達するため、「Woven Planet債(ウーブン・プラネット債)」の発行を計画していると発表しました。発行規模は、最大5,000億円程度を予定しています。
また、トヨタ自動車は、燃料電池(FC)システムをパッケージ化したFCモジュールを開発し、2021年春以降に販売を開始予定と発表しました。トラック・バス・鉄道・船舶などのモビリティや定置式発電機など様々な用途のFC製品に利用可能です。
日産自動車は、独自のハイブリッド車(HV)技術「e-POWER」向け発電専用エンジンで、発電専用として特化したe-POWERの特性を生かし、世界最高レベルの熱効率50%を実現する技術を開発したと発表しました。
また、日産自動車の中国における関連会社である日産(中国)投資有限公司(NCIC)は、蘇州高鉄新城管理委員会と、インテリジェント交通システムの構築を目指す協定を締結したと発表しました。蘇州市の実証実験への技術提供を行います。
デンソーとKDDIは、自動運転への5G活用に向けた共同検証を開始したと発表しました。デンソーが研究開発を行う羽田空港近くの拠点内のテスト路を5G通信環境で整備し、自動運転車の走行支援に対する技術検証を共同で行います。
ホンダ、ヤマハ発動機、伊ピアッジオ、オーストリアのKTMの二輪メーカー4社は、電動二輪車および小型電動モビリティの普及を目的とした、交換式バッテリーコンソーシアムの創設に合意したと発表しました。
ダイナミックマップ基盤は、仏ヴァレオと、自動運転システム開発のため、正確な自車位置推定とHDマップ更新のためのテクノロジーとビジネスモデルを共同で開発することで合意ました。ADAS・自動運転の品質向上に向けて、技術・事業両面の検討を行います。
アイシン精機は、音声認識のHarmonized Interactions、データ解析のIdein、豊橋技術科学大学などと共同で、自動運転バスなどの乗客を見守る「マルチモーダルエージェント」を開発したと発表しました。カメラ画像認識技術や人工知能(AI)技術を活用し、CGキャラクターとの対話も可能です。
オリックス自動車は、スマートシティを進める福島県会津若松市で、ワンウェイ(乗り捨て)方式カーシェアリングサービスの実証実験を開始しました。同市内のオフィスビルと郡山駅周辺に計8台分の専用駐車場に車両を4台配備。システムの検証、利用者ニーズなどの蓄積を行います。
海外では、スウェーデンのボルボ・カーが、2030年までに新車販売のすべてを電気自動車(EV)にすると発表しました。HVの販売も止める方針で、販売はすべてオンラインで行うとしています。欧州連合(EU)による排ガス規制の強化やガソリン車市場の縮小などを見越し、EV専業へと転換します。
独ダイムラーは、昨年発表したダイムラートラックとボルボグループによる大型トラック向け燃料電池システムの新会社として、折半出資の合弁会社「Cellcentric(セルセントリック)」を設立したと発表しました。大型車両やその他にも使用可能なFCシステムの開発・生産・商用化を目指します。