トヨタ自動車は、自動運転技術を手掛ける中国のスタートアップ、小馬智行(ポニー・エーアイ)に4億ドル(約440億円)を出資することを明らかにしました。トヨタと小馬智行は昨年、北京市や上海市の公道で自動運転実証実験を行うと発表していて、資本提携で自動運転開発や人工知能(AI)、走行データ活用での協力をさらに深めます。
トヨタ自動車と豊田自動織機はハイブリッド車(HV)向けの新型電池を共同で開発し、トヨタのHVへの搭載に向け、車種や電池の仕様・性能等について検討を進めると発表しました。
日鉄興和不動産は、東京都江戸川区の分譲マンションで、マンション向けMaaS実験「FRECRU(フリクル)」を開始しました。MONET Technologie(モネ・テクノロジーズ)の運行システムを活用し、住民が専用スマホアプリで時間や周辺乗降ポイントを指定すると、オンデマンドでマイクロバスが送迎します。
みちのりホールディングスとナビタイムジャパンは、日立市新モビリティ協議会が運営するMaaS実証実験での相乗りタクシーサービスに、新たに「相乗り考慮巡回検索API」を活用すると発表。タクシーの全体経路と乗車時間の組み合わせを最適化しました。
日本通運は、ソフトバンクグループのワイヤレスシティプランニングと共同で実施している、5Gを活用した物流効率化の実証実験を公開しました。LiDARで集めた荷室の点群データなどを5Gネットワークを使って管理者に届け、積載状況の確認や積載率の可視化につなげます。
三井住友海上火災保険は、「空飛ぶクルマ」を開発する独ボロコプター(Volocopter)に約10億円を出資し、業務提携したと発表しました。今後は機体やオペレーションに関するデータを集めながら、「空飛ぶクルマ」向けの保険開発を進めるとみられます。
東京都は、MaaS 社会実装なども含めた様々な分野におけるスマート社会の実現へ向け、官民データの取引所「官民連携データプラットフォーム」を創設すると発表しました。
スウェーデンのボルボ・カー傘下の高級EVブランド、ポールスターは新しいコンセプトカー「Precept(プリセプト)」を発表しました。ポールスターは米グーグルとHMIでの協力も発表していて、プリセプトにもAndroidベースの車載システムやグーグル・アシスタントを搭載しています。
米国では、トヨタ自動車とあいおいニッセイ同和損害保険が設立したトヨタインシュランスマネジメントソリューションズUSAと、大手保険会社の米Nationwideが、北米でドライバーの運転データに基づき割引が受けられるテレマティクス保険「BrightDrive」の販売を開始しました。
米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下で自動運転技術を開発するクルーズは、カリフォルニア公益事業委員会(CPUC)から、同州内の実証実験で、自動運転車両に乗客を乗せて走行できる許可を得たことが分かりました。
米運輸安全委員会(NTSB)は、2018年に運転支援システムの作動中に起きた米テスラ車の衝突死亡事故について結論を出し、同システムに過度に依存した運転手の注意散漫が事故原因とする一方で、運転支援システムや車内のドライバー監視システムも事故の一因だったとしました。