NTTと三菱商事はデジタルトランスフォーメーションによる産業の価値創出に向けて業務提携すると発表し、オランダのデジタル地図大手、ヒア・テクノロジーズ(HERE Technologies)に共同出資すると発表しました。カーナビや自動運転への活用に加え、非自動車産業向けの拡大も目指し、ヒアの発行済み株式の3割の取得を予定しています。
トヨタ自動車とあいおいニッセイ同和損害保険はコネクテッドカーから取得するデータを活用した新しい事故対応サービスを共同で開発したと発表しました。走行軌跡のほか、アクセル・ブレーキ、シフトポジション、ステアリングの操作状況を可視化し、迅速な事故処理に役立てます。
JR九州は、大分県の由布院地区と、宮崎県の宮崎市・日南市で、観光型MaaSの実証実験を2020年6月から始めると発表しました。由布院地区では、小田急電鉄が提供するアプリ「EMot(エモット)」を利用します。また、沖縄県南城市とNECソリューションイノベータなど5社は観光振興や地域活性化を目的としたMaaS実証実験を2020年2月から実施すると発表しました。
埼玉工業大学は、自動運転の実用化に向け、大学キャンパスとJR岡部駅間の約1.6kmの公道を、自動運転レベル3のスクールバスを走らせる実証実験を開始しました。ドライバーが搭乗し、臨時便として週に1度ほど走らせます。
経路検索サービス大手のジョルダンは、子会社でMaaSプラットフォームを提供するJ MaaSが、電通と資本業務提携したと発表しました。電通のネットワークや企画力、マーケティング戦略等を活かして事業拡大を目指します。
日立オートモティブシステムズは、交差点での広い画角と遠方検知を両立させるステレオカメラを開発したと発表しました。ステレオカメラ単体の最小構成で交差点での安全支援を可能にします。
米国では、電気自動車(EV)メーカーのリヴィアン(Rivian)が13億ドル(約1400億円)規模の資金調達を完了したと発表しました。同社と資本・業務提携している米アマゾン・ドット・コムや米フォード・モーターも追加出資に参加していて、2020年にEV量産開始を目指します。
スウェーデンの通信機器大手エリクソンと米マイクロソフトは、次世代コネクテッドカー分野で提携し、エリクソンの「コネクテッド・ビークル・クラウド」と、マイクロソフトの「コネクテッド・ビークル・プラットフォーム」を統合すると発表しました。米国ラスベガスで来年1月に開幕する世界最大の家電・技術見本市「CES2020」で共同発表を行います。
CES2020では、トヨタ自動車が未来のライドシェアモビリティを提案するコンセプトカー「e-Trans」など新たなモビリティ・エコシステムを、ホンダがドライバーに合わせて自動運転の状態を切り替える「Augmented Driving Concept」などを発表する予定で、その他、多くのモビリティ関連企業からの展示や発表が予定されています。