<2019.7.11配信> 週間ブリーフ「ホンダが高速道路での自動運転レベル3を来年実現へ、BMWとダイムラーが自動運転で長期開発協力に合意 ほか」


 ホンダは2020年に高速道路での自動運転で、渋滞時に運転者がスマートフォンの操作などができる「レベル3」を実現すると表明しました。渋滞時に前を向いてハンドル操作をしなくても車間などを自動で調整できる技術を確立します。

 デンソートヨタ自動車は、次世代の車載半導体の研究や先行開発を行なう新会社を2020年4月に設立すると発表しました。出資比率はデンソー51%、トヨタ49%で、従業員数は約500人となる予定です。グループで開発の効率化を図ります。

 トヨタ自動車シャープ新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は高効率太陽電池を電動車に搭載して7月下旬から公道実証を開始すると発表しました。電気自動車(EV)の走行距離延長や、燃費改善の効果を検証します。

 また、トヨタは、中国自動車大手の中国第一汽車集団、商用車大手の金龍連合汽車工業と燃料電池車(FCV)での提携も発表しました。

 三菱自動車三菱商事は、インドネシアの配車サービス大手、ゴジェック(GOJEK)と提携したと発表しました。3社で共同プロジェクトを協議するパートナーシップに関する覚書を締結し、東南アジア地域におけるバリューチェーンの革新に取り組みます。

 ダイハツ工業は6年ぶりの新型車となる軽自動車「タント」を発売。部品の共通化などで生産コストを抑えた独自の開発・製造手法「ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(DNGA)」を採用した初めてのモデルとなりました。

 愛知県豊田市、茨城県つくば市など全国の6市町は、超小型電気自動車(EV)やなど次世代移動体の普及促進を図る連携組織「次世代モビリティ都市間ネットワーク」を設立しました。高齢者などが自由に移動できる社会の構築を目指し、ほかの自治体の参加も呼びかけます。

 海外では、独BMWと独ダイムラーが自動運転技術の共同開発において、新たに長期的なパートナーシップを締結したと発表しました。運転支援システムや高速道路における自動運転、自動駐車などの分野での開発を協力して進め、2024年の「レベル4」の実用化を目指します。

 英ジャガー・ランドローバー(JLR)は高級セダン「XJ」の現行型の生産を終了し、次期型をEVにすると発表しました。JLRは2020年からすべての車種に電動モデルを設ける予定で、XJはI-PACEに続く2台目のEVとなります。また、JLRはEVを生産するため、英国内の工場に新たに設備を導入することも発表しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です