<2018.3.22配信> 週間ブリーフ「ウーバーが自動運転車で歩行者死亡事故、GMが完全自動運転車の生産開始へ ほか」


 米ウーバーテクノロジーズの自動運転車がアリゾナ州で歩行者をはね、死亡させる事故が起きました。運転席にオペレーターがいる状態で自動運転走行試験を行っていた車が、通りを歩いていた女性をはね、女性は病院に搬送されましたが後に死亡しました。ウーバーは米国とカナダで行っている自動運転走行試験をすべて一時停止すると発表。自動運転車が通行人を巻き込む死亡事故を起こしたのは初めてで、今後、自動運転に対する懸念が高まることも予想されます。

 この事故を受けて、トヨタ自動車は試験車両に乗る運転手への心理的な影響を考慮し、米国の公道で実施していた自動運転車の走行試験を中断しました。事故の前に、トヨタ自動車は提携先のウーバーの提供する自動運転システムの搭載について交渉を進めているとの報道が出ていました。

 米国ではこのほか、ゼネラル・モーターズ(GM)が、米国ミシガン州の工場で、2019年から自動運転車「Cruise AV」を生産すると発表。「Cruise AV」はハンドルやペダルのない完全自動運転車として開発されています。また、米フォード・モーターは2010年以降の車をOBD-IIポートにドングル型デバイスを差し込むことでコネクテッドカーにする「FordPass SmartLink」の詳細を発表しました。

 国内では、いすゞ自動車日野自動車がトラックとバスの自動運転技術を共同で開発したことを広報。トラック隊列走行の実現に必要な技術なども含まれ、協調領域の共同開発によって早期の実用化を目指します。

 トヨタ自動車はエタノールなどのアルコール燃料とガソリンのどちらでも走れる「フレックス燃料車」のハイブリッド車(HV)を試作し、ブラジルで公開したと発表しました。フレックス燃料車の試作HVは世界初とし、現地で1~2年以内に発売するとしています。

 経済産業省は「空飛ぶクルマ」の実用化に向けた検討を開始。開発支援や運航ルールの構築などを官民で議論し、2020年代の実用化に向け工程表をまとめます。また、国土交通省パーク24は車を共同利用するカーシェアリングの社会実験を東京・新橋で開始。電車と車の併用を促すことで交通渋滞の緩和などが狙いです。

 このほか、人工知能(Ai)を活用して完全自動運転の早期実現を目指すベンチャー企業アセントロボティクスが第三者割当増資により約11億円の資金調達をしたと発表。また、英家電大手ダイソンが開発を進めている電気自動車(EV)について、日本が最初の発売国になる可能性があると報道がなされています。

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