トヨタ自動車は、ブラジルで2030年までに110億レアル(約3300億円)を投資する計画を発表しました。サンパウロ州の工場を拡充するなどして、エタノールとガソリンの両方で走行できるるフレックス燃料ハイブリッド車(HV)の小型車を2025年から生産する予定です。
トヨタ自動車は、車載用電池の量産体制を強化するため、プライムアースEVエナジー(PEVE)を完全子会社化することを、パナソニックホールディングスと合意したと発表しました。PEVEはハイブリッド車(HEV)用電池を生産していましたが、電気自動車(EV)用電池も含めて生産する予定です。
ホンダは、先進技術を搭載した11代目の新型「アコード」を発売しました。ホンダの国内向け車両として初めて米グーグルのシステムを組込み、Google アシスタントやマップを簡単に利用可能にしました。最新の「Honda SENSING 360」も搭載しています。
いすゞ自動車とティアフォーは、路線バス向けの自動運転システム開発のため資本業務提携に合意したと発表しました。いすゞがティアフォーに60億円を出資し、両社は自動運転レベル4を目指し、システムの開発・確立を加速させます。
日産自動車は、車載燃料電池システムの技術を生かし、バイオエタノールを使用して高効率に発電する定置型発電システムを開発し、同社の栃木工場にてトライアル運用を開始したと発表しました。2030年からの本格運用を目指します。
日産自動車と、GNホールディングスは、GNのグループ会社である群馬日産の品質保証センターで、EVとその充放電を効率的に実施するエネルギーマネジメントサービス「ニッサンエナジーシェア」を導入しました。効率的な電力運用を目指します。
独BMWの日本法人は新型「ミニクーパー」3ドアモデルを発売し、「MINI」ブランドとして日本で初めてEVをラインナップに加えました。EVは2モデルがあり、航続距離はそれぞれ305kmと402kmとしています。
ライドシェアの事業展開を目指し、元メルカリ幹部らが設立した新会社newmo(ニューモ)は事業戦略説明会を開催し、大阪府のタクシー会社・岸交に資本参加すると発表しました。今年秋に大阪府でライドシェアを開始し、2025年中に全国に広げる計画です。
海外では、米ゼネラル・モーターズ(GM)、カナダのマグナ・インターナショナル、インドのIT大手ウィプロが、自動車ソフトウエアを取引する企業間マーケットプレイス「SDVerse」を共同開発すると発表しました。クルマにおけるソフトウェアの重要度が高まる中で、ソフト調達の透明度を高めます。仏ルノーのEV新会社アンペアやオランダのNXPセミコンダクターズ、仏ヴァレオなども参加予定です。
欧州ステランティスは、2025年から30年かけて、ブラジルに総額56億ユーロ(約9000億円)を投じると発表しました。投資によって40車種以上を開発し、エタノールを動力源とするハイブリッドエンジンに電動化技術を組み合わせたバイオ・ハイブリッド技術の開発にも取り組むとしています。
EVメーカーの米リヴィアン・オートモーティブはSUV「R2」とともに、クロスオーバーの「R3」、ハイパフォーマンスモデルの「R3X」の新型EV3モデルを公開しました。このうち「R2」は2026年前半に発売する予定です。
独BMWは、タイ東部で、16億バーツ(約67億円)を投資したEV向けバッテリーの組み立て工場建設に着工しました。2025年から現地生産するEV向けに高電圧の第5世代電池を供給する計画です。
韓国電池大手のサムスンSDIはソウル市の展示会で全固体電池の開発ロードマップを発表し、自社製リチウムイオン電池よりエネルギー密度を40%高めた、1リットルあたり900Whの全固体電池を2027年から量産開始すると発表しました。