三菱自動車は2017年度から3カ年の中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」を発表。世界販売を現在の3割増となる130万台を目指し、2020年以降、軽自動車の電気自動車(EV)を含めて主力モデルに電動化パワートレインを用意する計画を示しました。日産やルノーとEV技術を共有し、開発をスピードアップする構えです。
三菱電機は、準天頂衛星「みちびき」による高精度な測位情報を利用した自動運転実験「xAUTO」を公開。また、濃霧や雪道など見通しの悪い状況でも自車が進むべき道路や車線をヘッドアップディスプレー上に表示するコンセプトカー「EMIRAI4」も発表し、25日からの第45回東京モーターショー2017で披露します。また、同モーターショーへトヨタ自動車は感情認識や嗜好性蓄積といった、人を理解する技術を搭載したコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i」シリーズを出展します。
NTTドコモはオリックス自動車などと連携してカーシェアサービス「dカーシェア」を11月からスタートすると発表。デンソーは、ドライバーのモニタリング性能向上のため、米エクスペリコーポレーション傘下のフォトネイションと画像認識の分野で協業することを表明。クラリオンは夜間の視認性を大幅に向上する車載用カラーナイトビジョンカメラを開発したと発表しました。
国土交通省は自動運転車に関する初の安全基準を導入し、高速道路などを自動走行する際、ドライバーがハンドルから65秒以上手を離すと手動運転に切り替える仕組みを搭載することを義務付けることになりました。19年10月以降の新型車を対象です。
米国ではGMがニューヨーク市で来年からレベル4の自動運転実験をすることが明らかにしています。難しい状況下での試験により、ソフトウェア開発を加速させる狙いとみられます。またEVメーカーのテスラが400~700人規模の人員削減を行ったとの報道があり、新車種「モデル3」の生産がさらに遅れるとの見方が出ています。
スウェーデンのボルボカーズ傘下でEV主体ブランドのポールスターは、市販第1号となるスポーツタイプのPHEV「ポールスター1」を公開。世界的に電動化の流れが強まる中で、新ブランドでいち早く需要を取り込む狙いです。また、独ダイムラーは電動化や自動運転などの技術革新に対応するため、乗用車部門とトラック・バス部門をそれぞれ分社すると発表しました。
中国ではネット大手の百度が、北京汽車と2021年をめどにレベル4の自動運転を量産すると表明。長城汽車は独BMWと小型車ブランド「ミニ」を合弁で製造販売する方向で交渉していると発表し、ミニのEV版を生産するとみられています。
このほか利用ベース保険(UBI)大手の英オクト・テレマティクスが、英ウイリス・タワーズワトソンのUBI関連の資産を取得したと発表。米ソフトウェア開発のホートンワークスは同社プラットフォームが日産自動車のデータ基盤構築に採用されたと発表しました。