<2018.5.2配信> 週間ブリーフ「フォードが北米でセダン販売から撤退、マグナとInnoviz がBMWへLiDAR提供 ほか」


 米フォード・モーターは北米市場で不人気のセダンから撤退する方針を示しました。今後数年以内に北米での販売車種を主力スポーツ「Mustang」と新型「Focus」の2車種に絞ります。また、カーシェアなど新たな移動サービスの伸びを見越し、モビリティサービスへの投資を続けます。

 韓国LG電子は欧州の自動車用ライト大手・ZKWグループを約1460億円で買収すると発表しました。LG電子の過去最大の買収で、自動運転にも活用が期待されるインテリジェント・ライティング・ソリューションなどを開発します。

 カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルと提携先のイスラエルのInnoviz Technologiesは、独BMWの次世代自動運転車プラットフォームにソリッドステートLiDARを供給すると発表しました。BMWは2021年までにレベル3-5の自動運転車を市場投入する方針です。

 トヨタ自動車は、コネクテッドカーのデータを収集・管理する新会社「トヨタ・コネクティッド・ヨーロッパ」を英国で設立したと発表。欧州でカーシェアなどのモビリティサービスに必要なプラットフォームの提供、ビッグデータの解析・活用を行います。

 トヨタ自動車は、中国で合弁相手となる広州汽車集団が生産する電気自動車(EV)を、年内にも広汽トヨタの販売店で販売すると報じられています。また、日本電産はEVに必要な駆動用モーターで中国市場に参入する方針で、300億円を投じて浙江省に新工場を建設する予定とされています。

 独コンチネンタルは自動運転の開発を強化するため、ハンガリーのブダペストに深層機械学習センターを開設することを発表。また、ドイツ・アウトバーンでの自動運転車の走行テストを拡大し、インターチェンジなど複雑な状況で試験をするとしています。

 米アマゾンは先週、Amazon Key In-Car機能に対応した車両のユーザーに、車のトランクを利用する配送サービスを開始したと発表。米ゼネラル・モーターズ(GM)のOnStar、スウェーデン・ボルボのVolvo On Callを利用する車両が対象です。

 米レンタカー大手エイビス・バジェット・グループは仏グループPSAと提携し、6千台のコネクテッドカー(プジョー、シトロエン、DS)を欧州でレンタカーとして供給し、年内にその台数をさらに5千台増やすとしています。

 5GAA(5Gオートモーティブ・アソシエーション)、独アウディフォード、米クアルコムは、異なる自動車メーカーの車両間では世界初となるC-V2X(セルラーV2X)のデモンストレーションを実施すると発表しました。

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