いすゞ自動車は、トヨタ自動車やマツダ、デンソーが設立した電気自動車(EV)基盤技術を開発する新会社「EVシー・エー・スピリット」に参加すると報じられています。出資はせず、技術者を派遣して技術開発に参加します。ヤマハ発動機もこのEV連合への参画が報じられていて、連携が広がっている模様です。
半導体大手ルネサスエレクトロニクスは、米半導体メーカーのインテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)を買収する最終検討に入ったとされます。通信用半導体の設計・開発に強いIDTの買収によって、自動運転向け技術を強化する狙いがあるとみられ、買収額は6千億円を超える見通しです。
スズキは中国・重慶長安汽車との合弁事業を解消すると発表し、販売不振が続く中国で自動車の生産から撤退することを表明しました。高いシェアを持つインドなどに経営資源を集中します。
タクシー配車アプリを展開するジャパンタクシーは、韓国インターネット大手カカオ傘下の同業カカオモビリティと資本業務提携したと発表しました。2018年内に2社が運営するアプリを通じて日韓両国でタクシーを配車する予定です。
JR東日本は、IT企業や研究機関などが参加して交通課題解決を目指す「モビリティ変革コンソーシアム」の実証実験計画を公表しました。駅周辺地域と連携し、シェア自転車など新たな移動手段の開発などにも取り組みます。
独アウディの日本法人は全面改良した上級セダン「A8」を10月に日本で発売すると発表しました。昨年7月の発表時には「レベル3」自動運転技術を搭載することが話題になりましたが、法整備が進んでおらず搭載が見送られました。
独ダイムラーは、メルセデス・ベンツのEVブランド「EQ」で第1弾の市販モデルとなる「EQC」を発表しました。フル充電での走行距離は400キロメートル以上で、2019年夏から欧州を皮切りに米国や日本でも販売予定です。
スウェーデンのボルボ・カーは完全自動運転コンセプトカー「360c」を発表しました。移動時間に仕事をしたり、ラウンジのようにくつろいだり、仮眠を取ったりすることができます。15年後頃の実用化を目指し、短距離フライトの代替も狙います。
仏グループPSAは、米国で人工知能(AI)と自然言語の音声認識技術を手がけるスタートアップ、サウンドハウンド(SoundHound)と戦略的提携を発表。サウンドハウンドが手掛けるAI音声アシスタント機能を2020年に搭載するとしています。
このほか、家電メーカーの英ダイソンはEV事業参入に向け、英国空軍の飛行場跡に16kmの走行実験コースや研究棟などを建設するため総額約2億ポンド(約290億円)を投じる事業計画を明らかにしました。