<2026.3.19配信>週間ブリーフ「ホンダ・慶応大・大阪大が最先端AI技術開発で提携、エヌビディアとウーバーがロボタクシーを世界展開 ほか」

ホンダは、慶應義塾大学大阪大学と共同で、最先端AIの技術開発や人材育成で連携すると発表しました。両大学にそれぞれ研究所を設置するほか、ホンダの技術者や大学院生を対象にした講座を開講。産学連携でAI技術の開発から実装までを一体で進め、自動運転やSDVの競争力を高めます。

ソニー・ホンダモビリティは、米国法人が米カリフォルニア州トーランス市に納車拠点となる「AFEELA Studio & Delivery Hub」を3月21日にオープンすると発表しました。

日産自動車は、米国で生産するSUV「ムラーノ」を逆輸入し、2027年初めから日本で販売すると発表しました。ムラーノはかつて日本でも販売されていましたが、2015年に販売を終了していました。政府が米国生産車の認証手続きを簡素化したことを受けて日本市場に導入します。

いすゞ自動車と自動運転開発のティアフォーは、米エヌビディアと共同で自動運転レベル4バスの実装に取り組むと発表しました。エヌビディアの自動運転開発プラットフォーム「DRIVE Hyperion」や、ティアフォーが主導するオープンソースソフトウェア「Autoware」、いすゞの車両「エルガ」を活用して開発を進めます。

また、ティアフォーは、エヌビディアの自動運転AIモデル「Alpamayo」をAutowareへ統合するなどの協業強化を発表。さらに、新たな自動運転用ソフトウェアスタックを開発し、ソフトウェア構成を「認識AIと経路生成AIを組み合わせたハイブリッド系」「すべての運転行動をひとつのAIで行うE2E系」から選択可能にすることも発表しました。

韓国・現代自動車の日本法人は、新型の燃料電池車(FCV)「ネッソ」を4月に発売すると発表しました。航続距離は従来よりも約200㎞長い最大1014㎞で、価格は750万円から。車両から外部へ電力を供給する「V2L」や「V2H」機能を搭載しています。

スズキは、静岡県や愛知県、熊本県内の農家と共同で、EVの軽トラック「キャリイ」をベースにした実証実験を開始しました。V2Hシステムを活用してトラックのバッテリーに蓄えた電気を自宅で使用したり、自宅の蓄電池からトラックに充電したりして検証し、製品開発に生かします。

長野県塩尻市市振興公社などは、塩尻駅~塩尻市役所の往復で特定自動運行(自動運転レベル4)バスの試乗会を開始しました。昨年から続けている運行実証の一環で、今回は初めて一般客を乗せる形で実施しています。

海外では、エヌビディアが自動運転において幅広い提携戦略を発表。配車大手の米ウーバーテクノロジーズは、エヌビディアの自動運転ソフ‌トウエア「Alpamayo」を搭載したロボタクシーを導入し、2027年前半にロサンゼルスとサンフ⁠ランシスコでサービスを開始、2028年までに世界28都市へ拡大する計画を示しました。

また、日産自動車や中国のBYD吉利汽車(Geely)などが、エヌビディアのDRIVE Hyperionプラットフォーム上で、レベル 4 対応車両を構築することも発表。配車大手の米リフトや、東南アジアのグラブも同プラットフォームを活用してグローバルなロボタクシー開発を拡大するとしました。さらに、韓国の現代自動車グループは自動運転やSDV開発を加速させるためエヌビディアとのパートナーシップを拡大します。

米国政府は、米テスラと韓国電池大手のLGエナジーソリューションが、ミシガン州にリン酸鉄リチウム(LFP)電池セルの製造工場を建設する契約を結んだと発表しました。テスラはLGエネから調達するセルを大型蓄電池システム「メガパック3」に使う予定。投資額は43億ドル(約6800億円)で、2027年の生産開始予定です。

ゼネラル・モーターズ(GM)LGエナジーソリューションは、米テネシー州の電池工場をEV用から蓄電池システム向けに改修すると発表しました。北米におけるEVの需要減速を受けた電池の用途変更の動きが加速しています。

欧州では独フォルクスワーゲンが、価格が2万8000ユーロ(約510万円)前後からと手ごろな価格の新型EV「IDクロス」のプロトタイプの写真を公開し、2026年秋から欧州市場で発売すると発表しました。

吉利汽車(Geely)の先進運転支援システム「G-ASD」が、EUの規制に基づく認証を⁠取得しました。中国製の運転支援技術がEUで認証を取得するのは初めてで、同システムを搭載する車両はEU加盟国で追加認証なしで販売できるようになります。

中国の比亜迪(BYD)は、ブラジルにEVの研究開発施設を新設すると発表しました。テストコースを設けて車両の開発や検証を行う計画で、2028年に開業予定。BYDは25年からブラジルで車両を生産しています。

中国新興の浙江零跑科技(リープモーター・テクノロジー)が発表した2025年12月期通期の連結決算は、最終損益が5億元(約120億円)の黒字となりました。2022年の上場以来、通期で黒字は初めて。また、今年からスペインで完成車の生産を始めます。

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