<2026.3.13配信>週間ブリーフ「ホンダがEV3車種の開発を中止、アマゾン傘下のZooxとウーバーが提携 ほか」

ホンダは、北米で生産を予定していたEV「ゼロシリーズ」のうちSUVとセダン、およびSUV「アキュラRSX」の計3車種の開発を中止すると発表しました。政策変更などから北米を中心にEV普及が減速し、2040年にEVとFCVの販売比率を100%にするとした「脱エンジン」の戦略も見直します。

また、ホンダは2026年3月期の連結最終損益が最大6900億円の赤字になる見通しだと発表しました。EV開発中止に伴う減損損失を計上したのが要因で、最終赤字は上場以来初めてとなります。

日産自動車は、英Wayve(ウェイブ)、米ウーバー・テクノロジーズと自動運転タクシー(ロボタクシー)事業で協業すると発表しました。Wayveの自動運転システムを搭載したEV「リーフ」をベースにした車両を使い、ウーバーが配車サービスを提供します。2026年後半から都内で試験運行を目指します。

SUBARUは、独インフィニオンテクノロジーズと車載マイコンの設計で協業したと発表しました。開発の初期段階から設計に参画し、運転支援システム「アイサイト」と車両制御機能を統合した電子制御ユニット(ECU)に搭載します。演算処理の低遅延化や電力消費の低下を進め、基本性能を引き上げます。

スズキは、軽商用EV「eエブリイ」を発売しました。ダイハツ工業トヨタ自動車と共同開発したEVシステムを採用し、ダイハツからOEM供給を受けます。航続距離は軽商用EVで最長の257㎞で、価格は314万6000円から。

三菱ふそうトラック・バスは、日野自動車に小型のEVトラックを供給すると発表しました。三菱ふそうのEVトラック「eキャンター」をベースにした車両をOEM供給します。両社は4月に経営統合し、傘下に収めた持ち株会社「アーチオン(ARCHION)」が上場する予定です。

三菱ふそうトラック・バスは、製品開発や品質テストを支援する拠点をインドに開設したと発表しました。実車を使わずに高度な制御テストを可能にする設備のほか、診断ラボなどの先進設備を備えています。

デンソーが半導体大手のロームに買収を提案した、と日経新聞が報じています。ロームを買収することでEVの性能向上に不可欠なパワー半導体を安定調達し、データセンターなど車以外の販売網を広げる意図があるとみられています。ロームは東芝とのパワー半導体事業の統合交渉も報じられていて、様々な選択肢を協議しているとされます。

自動運転開発のT2は、サカイ引越センターハート引越センターと協業し、自動運転トラックで家財を輸送する実証を始めると発表しました。T2が商用運行している自動運転レベル2のトラックを使用し、利用者のニーズが高い土日を対象に、関東~関西間の高速道路の一部区間で実施します。

大阪メトロは、オンデマンドバスの運行を大阪市の全24区に拡大すると発表しました。予約型の乗り合いバスで、利用者は乗降するバス停や時刻を選び、アプリやLINE、電話で予約する仕組み。AIが最適ルートを計算して運行します。

海外では、配車サービス大手の米ウーバー・テクノロジーズが、米アマゾン傘下のZoox(ズークス)が開発したロボタクシー‌を導入するための提携を発表しました。ウーバーのアプリからZooxのロボタクシーが利用可能になります。今夏からラスベガスでサービスを開始し、来年半ばまでにロサンゼルスに拡大する予定です。

また、Zooxはロボタクシーの試験運行をダラスとフェニックスで新たに開始し、全米10都市に拡大すると発表しました。併せて遠隔誘導や乗客サポートなど車両運行を支援する拠点をアリゾナ州に新設します。

ルノーは、2030年までに販売台数を20%以上増やす目標を掲げた5カ年計画を発表しました。36の新モデルを発売し、欧州外での販売比率を大幅に引き上げることで、同社ブランド車を年間200万台以上販売することを目指します。

メルセデス・ベンツは、新型EVのミニバン「VLE」を発表しました。独自車載OSでAIを統合した新世代「MB.OS」を搭載し、先進的な運転支援や駐車支援のシステムを備えているのが特長。800ボルトの高電圧を採用することで急速充電を可能にしました。

自動運転開発の英Wayveは、半導体大手の米クアルコムと協業すると発表しました。WayveのAI Driverの基盤にクアルコムのSnapdragon Rideを統合し、エンドツーエンド(E2E)AIによるADAS・自動運転の性能を高めて量産を加速させます。

中国では、自動運転開発のWeRide(ウィーライド)が、吉利(Geely)グループの商用車メーカー、吉利遠程新能源商用車集団(Geely Farizon)と戦略的協力を拡大しました。2026年までに、改良した量産型ロボタクシー「GXR」を2000台納入し、ロボタクシー商用化を加速させます。

中国新興EVの上海蔚来汽車(NIO)は2025年10〜12月期決算で純利益が1億元(約23億円)となり、2014年の設立以来、四半期ベースで初めて黒字となりました。

 

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