<2023.8.25配信> 週間ブリーフ「三菱ふそうトラック・バスがチリで小型EVトラック販売へ、ランボルギーニがEVコンセプト ほか」


三菱ふそうトラック・バスは、小型電気自動車(EV)トラック「eCanter」を、南米のチリで2023 年内に販売開始すると発表しました。南米市場への投入は初めて。チリ政府は2045年までに新車の貨物輸送用車を100%ゼロエミッション化する計画を掲げていて、EVトラック普及拡大を見込みます。

関西電力関電L&Aは、商用EVを開発するEVモーターズ・ジャパンと、EVや充電器等の販売に関する代理店契約を締結したと発表しました。関西電力グループは、EVモーターズ・ジャパンの開発するEVバスなどの販売とともに、付随する充電インフラ整備なども販売します。

関西電力は、東芝エネルギーシステムズと使用済みEV電池を用いた蓄電池システムを新たに構築し、2023年度冬から実証を開始すると発表しました。蓄電池システムの利活用に関する各種サービスを検証し、翌年度中の提供を目指します。

EV充電サービスなどを手掛けるエネチェンジは、ワイヤレス充電技術を持つ米WiTricityと提携し、日本国内でEV向けワイヤレス充電ソリューションの導入を検討すると発表しました。エネチェンジは、関連ファンドを通じてWiTricityに出資していて、既存・親切設備での充電技術の実証実験を支援します。

自動運転ソフトウェアのティアフォーは、長野県塩尻市で自動運転レベル4の社会実用化に向けて、新たに開発した量産型自動運転EVバスを用いた走行試験を8月より開始すると発表しました。2025年度の導入を目指す自動運転移動サービスの想定ルートの一部を日常的に走行し、検証します。

群馬県は、公用車としてEVを20台導入し、カーシェアリングの実証実験「EGシェア」を始めると発表しました。平日は公用車として県庁や近隣市町村が活用。土日は県民や観光客に使ってもらい、利用料収入を得ます。EVはSUBARU「ソルテラ」を導入しました。

日産自動車は若い世代とともに未来の移動体験やものづくりのアイディアを共創する実験的プロジェクト「DRIVE MYSELF PROJECT」を開始すると発表しました。「移動体験デザイン」など3つのプロジェクトを用意し、10~20代の若者を中心に、日産で先行技術開発に携わるエンジニアも参加します。

海外ではイタリアの高級スポーツ車メーカー、ランボルギーニが、EVコンセプトカー「Lanzador」を米国で発表しました。前後に1台ずつ高出力モーターを搭載し、最高出力は1メガワット(約1360hp)以上。同社は2024年末までに全モデルの電動化を目指し、EVは2028年に生産開始するモデルの具体像です。

BMWは、ドイツで9月に開催される「IAA Mobility 2023」で、次世代EV「Neue Klasseノイエ・クラッセ」のコンセプトモデル「Vision Neue Klasse」を初公開すると発表しました。電動化、デジタル化、サーキュラリティの領域における最新進化を提示します。

フォルクスワーゲン(VW)は、EVセダン「ID.7」の受注を開始しました。開始したのは航続距離621kmのProモデルで、拡張現実(AR)を使ったヘッドアップディスプレイなどを標準装備に含みます。

米国では、ゼネラル・モーターズ(GM)傘下GMクルーズがサンフランシスコで展開する自動運転ロボタクシーが消防車と衝突し、乗客が負傷する事故が起きました。米カリフォルニア州車両管理局(DMV)が調査を行っており、クルーズにロボタクシー運営台数を一時的に半減するよう求めたと明かしています。

欧米ステランティスは、中国の新興EVメーカー、浙江零跑科技(リープモーター・テクノロジー)と提携を模索していると、ブルームバーグ通信などが報じています。VWなどもリープモーターに関心を示しているとしています。

中国では、スマートフォンメーカー、小米科技(Xiaomi)がEV生産をする計画が中国国家発展改革委員会(NDRC)に承認されたことが分かったと、ロイター通信などが報じています。来年にEV生産する同社の目標へ大きな前進となります。

 

 

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