ホンダの米国法人は、北米で2024年初頭に発売を予定している新型電気自動車（EV）Acura 「ZDX」「ZDX Type S」を初公開しました。ZDXは、米ゼネラル・モーターズ（GM）の「Ultium（アルティウム）」バッテリーを搭載したGMとの共同開発モデルで、価格は6万ドル（約870万円）から、航続距離は約300マイル（約482km）です。

ホンダ系商社のホンダトレーディングは、電池のリサイクルなどを手掛けるリーテック、エマルションフローテクノロジーズの2社と、リチウムイオン電池の資源循環に向けておける協業に向けて連携すると発表しました。

トヨタ自動車と、自動運転技術を手がける中国の小馬智行（Pony.ai）は、中国で自動運転タクシーの商用化に向けて合弁会社を設立すると発表しました。トヨタ傘下の投資会社と広汽トヨタ、小馬智行が、総額10億元（約200億円）以上を投資し、20203年中に設立する予定です。

三菱ふそうトラック・バスは、EV小型トラック「eキャンター」新型モデルをインドネシアで2024年に販売開始すると発表しました。大手商用車メーカーでインドネシアでのEV販売の発表は初めて。中国のEV商用車メーカーへの対抗とみられます。

東京都は、民間企業で設置しているEV充電設備の有料化が進んでいることから、都施設でのEV充電設備をすべて有料化すると発表しました。利用者の利便性に配慮し、自動車メーカー等の発行する充電用カードも利用できるようにします。

海外では、米GM系のGMクルーズと米アルファベット傘下のウェイモが、米国カリフォルニア州で運転手がいない自動運転タクシーの24時間営業許可を取得しました。カリフォルニア州公益事業委員会（CPUC）が、両社が昨年申請したサービスの営業拡大について認めました。

ベトナムのEVメーカー、ビンファストは米ナスダック市場に上場し、取引初日の終値での時価総額は850億ドル（約12兆円）を超え、独フォルクスワーゲンや米フォードを上回りました。株価はその後値下がりし、GMやフォードに近い時価総額となっています。

半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造（TSMC）は、欧州初となる工場をドイツに建設すると発表しました。新工場は独ボッシュ、独インフィニオンテクノロジーズ、オランダのNXPセミコンダクターズと合弁で建設。総投資額は100億ユーロ（約1兆5700億円）となる見通しで、2027年末の稼働を予定しています。

米フォード・モーターは、一部ハイウェイでハンズフリーが可能な運転支援機能「BlueCruise」について、必要なハードウェアを、北米向け「Ford」「Lincoln」の2024年モデル50万台に標準搭載すると発表しました。購入者はBlueCruiseを90日間無料で利用でき、その後は毎月または毎年のサブスクリプション料金で利用可能となります。

また、フォードは、韓国のバッテリーメーカーSK On、正極材メーカーEcoProBMと、カナダ・ケベック州に12億カナダドル（1290億円）を投資し、正極材工場を建設すると発表しました。2026年の稼働を予定し、年間最大22万5千台のEV生産を支援できるとしています。

ゼネラル・モーターズ（GM）は、EVから家庭へ給電できるV2H技術を、同社のUltiumバッテリーを使用するEVすべてに搭載すると発表しました。2024年発売の「Chevrolet Silverado EV RST」などから対応を進め、2026年までに全モデルに搭載予定です。

世界の通信大手各社の特許を管理する米アバンシは、コネクテッドカー向けのに5G特許のライセンス供与を始めると発表しました。すでに独メルセデス・ベンツグループと包括的な特許契約を結んでいて、他自動車メーカーと交渉を進めるとみられています。

中国では、車載電池の最大手、寧徳時代新能源科技（CATL）が、10分間の充電で400kmの走行距離を実現し、1回のフル充電で700km超の走行距離を実現することができるリン酸鉄リチウムイオン（LFP）バッテリー「Shenxing」を発表しました。今年末までに量産する計画です。

中国の比亜迪（BYD）は、高価格帯ブランド「方程豹（Fang Cheng Bao）」の第1号モデルとなるプラグインハイブリッド車（PHV）のオフロードSUV「豹5（Leopard 5）」を発表しました。

韓国の現代自動車は、GMからインド西部マハラシュトラ州のタレガオン工場を取得すると発表しました。2025年から生産開始し、インドでの年間生産能力を100万台に引き上げる計画です。GMはインド市場から撤退します。