<2020.9.3配信> 週間ブリーフ「SOMPOがティアフォーに出資、メルセデスベンツが新型S-Class発表 ほか」


 SOMPOホールディングス(HD)は自動運転システム開発のティアフォーに98億円を出資し、資本提携契約を締結しました。ティアフォーはSOMPO HDの関連会社となります。両社は自動運転プラットフォームを開発し、得られたデータや事故対応ノウハウを合わせて自治体などの自動運転サービス実用化を支援します。

 トヨタ自動車本田技術研究所は、燃料電池バス(FCバス)と可搬型外部給電器・可搬型バッテリーを組み合わせ、災害時に家庭や避難所などに電気を届けるための実証実験を始めると発表しました。FCバスを含めた移動式発電・給電システムとして構築した「Moving e(ムービングイー)」を活用します。

 トヨタホームは、ハイブリッド車(HV)からも住宅へ電力供給できる給電システム「クルマ de 給電」を発売しました。、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)などにも対応しています。

 モネ・テクノロジーズは、MaaS向けの架装車両や架装キット提供の第1弾として、車内のレイアウトを柔軟に変更できる「マルチタスク車両」を発表しました。オンデマンドバスやオフィス、行政サービス提供など、多様な用途への活用を想定しています。

 西武鉄道はMaaSアプリ「SeMo(セーモ)」を9月にリリースし、埼玉県の川越エリアで観光型 MaaS の実証実験を始めると発表しました。検索・予約・決済機能を備え、店舗での支払いや観光施設の情報検索などができます。

 「空飛ぶクルマ」を開発するスタートアップのスカイドライブは、有人試験機の飛行試験に成功したと発表しました。また、伊藤忠商事NECなど10社から39億円の資金調達も発表。同社は、人が乗る「空飛ぶクルマ」と産業用「カーゴドローン」を開発しています。

 海外では、独メルセデスベンツがフラグシップとなる「S-Class」セダンの新型モデルを公開しました。12月に発売予定です。レベル3の自動運転機能を搭載。欧州での規制緩和後、2021年後半には利用可能の見込みで、無線通信(OTA)で機能更新予定です。アップグレードした車載システム「MBUX」など最新デジタル機能も搭載しています。

 独ZFは、新しいソリッドステート式LiDARの生産を開始したと発表しました。ZFが株式の40%を持つ独Ibeo Automotive Systemsから受託し、中国・長城汽車などに供給します。

 米国シリコンバレーや中国・北京などを拠点に自動運転を開発する小馬智行(Pony.ai)は、独ボッシュと商用車の自動運転・管理ソリューションやメンテナンスシステム構築において提携すると発表しました。両社は協力して実証実験などに取り組みます。

 中国の新興EVメーカーでアリババ集団などが出資する小鵬汽車(Xpeng)は、米国・ニューヨーク市場に上場し、初日はIPO価格41%高で取引終了しました。

 

 

 

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