公益社団法人自動車技術会 主催
東京モーターショー2019 シンポジウム
「学生フォーミュラ × モータースポーツ・エンジニア」
モータースポーツに夢を!
~ 日本メーカーの活躍が若い技術者に与える未来へのヒント
11月3日(日)午後1時 東京ビッグサイト会議棟<参加無料>
会場の模様はインターネット(YouTube)にてライブ中継
トヨタ、ホンダ、日産、カワサキのエンジニアと、名古屋工大、横浜国大、名古屋大の学生フォーミュラ・チームがクロスディスカッションを繰り広げます
毎年、将来有望なエンジニアの卵たちが参加して激戦が繰り広げられる学生フォーミュラ日本大会。近年は内燃機関だけでなく、EV(電気自動車)も含めて大きな盛り上がりをみせ、公益社団法人自動車技術会が進める次世代のものづくり人材育成に大きな役割を果たしています。一方で、プロのモータースポーツに目を転じれば、今年は日本メーカーが世界的なレースで大活躍した年でした。F1ではホンダ、ル・マンではトヨタ、フォーミュラEでは日産がそれぞれ頂点に立ち、二輪では鈴鹿8耐でカワサキが優勝したほか、ホンダ、ヤマハ、スズキがMotoGPで活躍しています。
今回の特別イベント「学生フォーミュラ × モータースポーツ・エンジニア」では、 自動車・二輪メーカーのエンジニアや学生フォーミュラ・上位3校(名古屋工業大学、横浜国立大学、名古屋大学)が、それぞれの取り組みを紹介するとともに、壇上でディスカッションを繰り広げます。会場の様子はインターネットでライブ配信。参加者やオンライン参加者の質問にも答えるインタラクティブなセッションで、全国の技術者やエンジニアを志す学生に未来への夢と刺激を与えます。
- 日時:11月3日(日)13:00〜15:30(受付 12:30)
- 会場:東京ビッグサイト 会議棟 6階 607・608会議室
(〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1) - http://www.bigsight.jp/access/map/
※ 当日は公共交通機関でお越しください - 募集人数:250名
- 参加対象者:学生フォーミュラに関わる学生、自動車技術会関係者、自動車業界関係者、車に興味のある一般の方
- 参加費:無料(会場への来場者は事前登録が必要)
- 要事前登録
- その他:当日の様子はYouTubeにてライブ配信
プログラム
13:00〜 |
開会挨拶&ショートビデオ紹介 コーディネータ:佐藤 久実氏(レーシングドライバー/ モータージャーナリスト) |
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講演予定内容 | |
13:05〜 |
講演 「学生フォーミュラとは ~”ものづくり”を通した”人づくり”の競技会~」 葛巻 清吾氏(自動車技術会 学生フォーミュラ会議 議長/トヨタ自動車 先進技術開発カンパニー フェロー) |
13:10〜 |
講演 「ル・マンの2年連続勝利の裏側 ~ポルシェを上回った理由とは」 坂本 優亮氏(トヨタ自動車 GRパワートレーン推進部 主任) |
13:20〜 |
講演 「なぜメルセデスに勝てたのか ~初優勝までの試行錯誤から得た自信」 浅木 泰昭氏(本田技術研究所 HRD Sakura 執行役員) |
13:30〜 |
講演 「参戦1年目でフォーミュラEで勝利を挙げた、その背景と意義」 進士 守氏(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル パワートレイン開発部 担当主管) |
13:40〜 |
講演「26年ぶりの鈴鹿8耐での勝利への背景 ~技術力とチーム力向上への挑戦」 山本 智氏(川崎重工業 モーターサイクル&エンジンカンパニー 技術本部 第二設計部第一課 主事) |
13:50〜 |
紹介5分 マツダ、スバルなど日本企業の活躍紹介 佐藤 久実氏(レーシングドライバー/ モータージャーナリスト) |
13:55〜 |
休憩(10分) |
14:05〜 |
クロス・ディスカッション 名古屋工業大学(ICV) |
14:50〜 |
来場者とのオープン・トーク モデレータ:清水和夫氏 |
15:30 |
終了 |
ご登録はこちら
参加には下記にお名前・所属大学/企業/団体名・メールアドレスをご記入いただき、
「送信」ボタンを押して事前登録を行ってください。
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講師
- 葛巻 清吾氏
- 公益社団法人自動車技術会
学生フォーミュラ会議議長/
トヨタ自動車株式会社
先進技術開発カンパニー フェロー
略歴
京都大学工学部航空工学専攻・修士課程修了。
1985年にトヨタ自動車に入社。2017年1月からトヨタ自動車でチーフ・プロフェッショナル・エンジニアとして、車両安全を担当。同年4月からは常務理事に就任し、安全技術開発と技術広報、技術渉外活動の推進および法規認証部門を担当。
2019年1月からはフェローに就任。学生フォーミュラ会議 議長は2018年5月より就任。
- 坂本 優亮氏
- トヨタ自動車株式会社
GRパワートレーン推進部 主任
略歴
2009年トヨタ自動車入社。
入社後、本社 HVユニット開発部に配属。
以後、量産ハイブリッド車向けのインバータハード設計を担当。
現プリウスではインバータに関する衝突安全,NVに従事。
2016年より東富士研究所 モータースポーツ開発部(当時名)に異動。
その後、TS050のハイブリットユニット(Fr/RrMGU、リチウムイオン電池)の設計を担当。
現在は次期型ハイブリットユニットの電池開発に注力。
- 浅木 泰昭氏
- 株式会社本田技術研究所
HRD Sakura担当 執行役員
略歴
- 1981年
- (株)本田技術研究所入社
- 入社後、エンジンテストグループに所属
- 1982年
- F1開発部署に配属、第二期参戦に携わる
- (ケケ・ロズベルグ/ナイジェル・マンセル等の時代)
- 1986年
- LEGENDやODYSSEYのエンジン開発を担当
- 1995年
- V6エンジンの開発
- 高出力化、燃費向上、軽量化を推進
- Honda独創のVCM(可変シリンダー)を開発
- →INSPIRE/ELYSIONに搭載
- 2004年
- 商品企画室に異動 新機種の企画を担当
- 2008年
- N-BOXの開発責任者を務める
- 2012年
- 鈴鹿商品開発室勤務
- 2013年
- 商品開発 鈴鹿担当執行役員
- 2014年
- 商品開発 日本担当執行役員
- 2016年
- 商品開発 Honda Small(Global)担当執行役員
- 2017年
- HRD Sakura(四輪モータースポーツ開発部門)
- 研究領域統括 執行役員
- 2018年
- HRD Sakura センター長 兼 F1プロジェクト LPL
- 現在に至る
- 進士 守氏
- ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社
パワートレイン開発部 担当主管
略歴
1982年日産自動車株式会社 中央研究所 入社
2000年ニッサンモータースポーツインターナショナル転籍現在に至る
現在 JAF電気ソーラーカー部会長
- 山本 智氏
- 川崎重工業株式会社
モーターサイクル&エンジンカンパニー
技術本部 第二設計部第一課 主事
略歴
2010年に入社し、入社以来、オートバイの車体設計を担当。
Ninja1000, Ninja H2,Ninja H2 SX, Ninja ZX-10Rなどの
4気筒スーパースポーツ系車両の量産車設計を経験後、
2017年からレース車両設計に携わっている。
現在はスーパーバイク世界選手権、アジアロード選手権、
鈴鹿8時間耐久、全日本ロードレース選手権などの
ZX-10RRの車体設計を担当しながら、量産車設計も兼務している。
- 名古屋工業大学
フォーミュラプロジェクト
チーム紹介
名古屋工業大学は2003年の第1回大会より、学生フォーミュラ大会に出場しています。
活動は大学の機関である「ものづくりテクノセンター」付属の教育プロジェクトとして行っており、
車両の設計・製作、ドライバー、渉外活動、マネジメントまでをすべて学生が中心となって行っています。
ICVクラスに参戦しており、「軽量・低重心・低慣性」を車両コンセプトに掲げています。
450cc単気筒エンジンを搭載し、軽量化には特にこだわって車両を製作しています。
また、大会までに走り込みを多く行うことで、
車両性能の向上やドライバーのスキルアップができ、
動的審査で高ポイントを獲得できるのが強みです。
- 横浜国立大学
フォーミュラプロジェクト
チーム紹介
横浜国立大学の学生フォーミュラ活動は、2003年11月に有志の工学部生4名によって始まったプロジェクトです。
「教室の中だけでは学べない多くのことを学ぶ」、というアメリカFormula-SAEの思想に共感し、立ち上げられました。
学生フォーミュラ大会には2005年の第3回大会より出場しています。
大会では安定して高順位を獲得しており、Top10に入った回数は全チーム中最多の10回となります。
特に2019年度のチームは歴代最強メンバーがそろい、運営面、技術面ともにトップクラスでした。
そんな私たちが掲げた目標が「成長、そして総合優勝、しかも目立ちたい」でした。
チーム悲願の総合優勝は叶いませんでしたが、TMSという場で展示出来ることを誇らしく思います。
どうぞ、皆様お立ち寄りください。
- 名古屋大学
フォーミュラチームFEM
チーム紹介
名古屋大学フォーミュラチームFEMは2003年11月に発足し、
翌年の第2回大会より参戦おり今年で16年目のチームです。
2016年までは4気筒エンジンを搭載したICV車両を開発しており、
2014年大会では初の総合優勝を達成しています。
さらなる速さを求めて2016年からEV車両開発をスタートさせました。
初年度は静岡理工科大学と合同チームを結成しノウハウを学びました。
2017年からEV単独として参戦し1モータ後輪駆動でEVクラス2連覇を達成しました。
2019年は4輪インホイールモータを採用し、4輪独立制御を組み込んだ車両でEVクラス3連覇、
総合順位でも3位という成績を残しました。
- コーディネーター:佐藤 久実氏
- レーシングドライバー/モータージャーナリスト
略歴
大学在学中にレースデビュー。主に耐久レースに出場。
2008年からTOYOTA GAZOO Racingに参入、
現在はドイツ・ニュルブルクリンクでレース活動を行う。
ドライビングインストラクター、レースディレクターとしても活動中。
- モデレーター:清水 和夫氏
- 国際自動車ジャーナリスト
略歴
武蔵工業大学電子通信工学卒
1981年からプロのレースドライバーに転向
1988年本格的なジャーナリスト活動開始
日本自動車ジャーナリスト協会会員(AJAJ)
日本科学技術ジャーナリスト会議 会員(JASTJ)
NHK出版「クルマ安全学」「水素燃料電池とはなにか」「ITSの思想」
「ディーゼルは地球を救う」など