<2018.10.4配信> 週間ブリーフ「ホンダとGMが自動運転で提携、マツダが2030年までに全車両電動化へ ほか」


 ホンダは米ゼネラル・モーターズ(GM)と自動運転技術で提携すると発表しました。GM子会社のGMクルーズホールディングスに7億5千万ドル(約850億円)を出資。自動運転タクシー用車両の共同開発に乗り出します。

 マツダは2030年時点で生産する車両すべてに電動化技術を導入すると発表しました。2020年には小型ロータリーエンジンを搭載した独自開発の電気自動車(EV)を発売予定。小型ロータリーを搭載することでEVの航続距離を大幅に伸ばす方針です。

 いすゞ自動車は米エンジン大手のカミンズと、トラック向け大型エンジンで提携する方針を固めたと報道されています。環境性能の高い次世代エンジンなどを共同開発し、カミンズへの出資も視野に入れているようです。

 デンソー野村総合研究所の子会社・NRIセキュアテクノロジーズは、自動車向けのサイバーセキュリティー技術を提供する新会社を設立すると発表しました。自動運転やコネクティッドカー向けに一貫したセキュリティ診断やコンサルティングを行います。

 また、デンソーは中国で液晶や有機ELを使った次世代メーターの開発を強化するため、自動車向けソフトウェアの設計・開発を手掛ける中国の光庭と、合弁会社を設立すると発表しました。

 トヨタ自動車JR東日本は、鉄道車両への燃料電池技術導入など、水素を活用した鉄道と自動車の連携を軸とした包括的な業務連携を締結することで基本合意しました。また、トヨタ自動車は「レクサス」ブランドで初となるEVを生産し、20年にも中国と欧州に先行投入する方針、と報じられています。

 損害保険大手の損保ジャパン日本興亜は、自動運転車が事故を起こした場合の対応サービスについて研究する拠点を東京都内に新設。事故対応のノウハウを生かし、自動運転車を遠隔でサポートし安全を確保する新サービスの開発を目指します。

 パイオニアは自動運転向けセンサー、3D-LiDARの供給を始めました。実証実験での利用を想定し、20年以降の小型で低コストなLiDAR量産を目指します。

 海外では、独フォルクスワーゲン(VW)が米マイクロソフト(MS)と提携すると発表。VWのコネクテッドカー基盤にMSクラウドプラットフォーム「Azure」を活用します。VWは20年にすべての車をコネクテッドカーにする方針を掲げています。

 フランスではパリモーターショー2018が開幕。欧州メーカーなどが最新の電動車を披露しています。独ダイムラーは電気によるモビリティの未来を示すコンセプトカー「Vision EQ Silver Arrow」を公開。仏ルノーは次世代のシェアモビリティとしてロボットカーコンセプト「EZ-Ultimo」を公開しました。

 このほか、米テスラが新型EV「Model 3」の7-9月期の生産実績が5万台以上と計画を達成し、量産が軌道に乗ってきたと伝えられます。

コメントは受け付けていません。