<2022.4.1配信> 週間ブリーフ「ENEOSと国内二輪メーカーが電池シェアリングサービス、ビンファーストが米国でEV工場 ほか」


ENEOSホンダカワサキモーターススズキヤマハ発動機の5社は、電動二輪車の電池シェアリングサービスを提供する新会社「Gachaco(ガチャコ)」を設立すると発表しました。今年秋をめどに、まずホンダ製の共通仕様バッテリーを使うサービスを東京など大都市圏から開始。将来的に、商業施設の蓄電池などへの活用も目指します。

DeNA SOMPO Mobilityは、運営するカーシェアプラットフォーム「Anyca(エニカ)」に、欧米ステランティスの日本法人ステランティスジャパン(アバルト、アルファロメオ、フィアット、ジープの4ブランド)の正規ディーラー148店舗が参入し、合計150台が登録すると発表しました。全国の幅広い地域で「Anyca」を通じたディーラー所有車両のシェアが可能となります。

住友商事は、日産自動車との合弁会社フォーアールエナジーと共同で、電気自動車(EV)のリユース電池を電力需給調整などに活用するため、福島県浪江町のフォーアールエナジー事業所内で「EVバッテリー・ステーション浪江」を完工しました。再生可能エネルギーの安定供給へEVの中古電池を使った大型蓄電事業を立ち上げます。

アイシンは、トヨタ「MIRAI」、レクサス「UX300e」に搭載される基幹部品「イーアクスル」の生産で、CO2フリー化を達成したと発表しました。生産の省エネや再生可能エネルギーの導入、カーボン・クレジットによってオフセットにより、生産におけるCO2排出量を実質ゼロにしました。

豊田自動織機は、欧州における物流ソリューション事業を強化するため、ドイツの物流システムインテグレーター、ヴィアストア(viastore)を買収すると発表した。ヴィアストアは保管・搬送など複数の工程を最適な物流機器とソフトウェアで繋ぎ合わせる自動化分野において強みを持ちます。

北海道電力は4月から1年間、EVのカーシェアリングの実証実験を実施すると発表しました。札幌市内にある本店駐車場を活用し、清水建設、NTT東日本、北海道新聞など11社対象にEV3台を貸し出し、事業や運用面の課題を検証します。

海外では、ベトナムの複合企業ビングループ傘下の自動車メーカー、ビンファスト(VinFast)が、米国ノースカロライナ州にEV工場を建設すると発表しました。年間産能力は約15万台の計画。投資額は最大20億ドル(約2400億円)で、今年中に着工し、2024年7月の稼働を目指します。

韓国では経営再建中の双竜自動車が同国の新興電気自動車(EV)メーカーのエジソン・モーターズから期限内に買収代金の支払いがなかったと発表、再建計画が白紙になりました。

スウェーデンの商用車大手、ボルボはデンマークの物流大手マースク(Maersk)傘下の米Performance Teamから大型電動トラック「VNR Electric」110台の追加注文を受け、計126台を納車すると発表しました。同車は今年改良され航続距離を240kmから440kmへと伸ばしていました。

高級車の英ロータス・カーズはSUVタイプのEV「Eletre(エレトレ)」を発表しました。前後にモーターを搭載した4WDで、バッテリー容量100kWh以上、最高速260kmという高性能車です。最大の航続距離は約600km。急速充電によっては20分の充電で400kmを走行できるとしています。

ZFは、人工知能(AI)を使った物体認識ソフトウェアに強みを持つ韓国ストラドビジョンの株式を6%取得したと発表しました。ZFはストラドビジョンの技術を活用し、自動運転・ADAS技術ポートフォリオを強化します。

カナダのマグナ・インターナショナルは、フォードのEV「F-150 Lighting」にバッテリー・エンクロージャーを供給するため、カナダ・オンタリオ州に工場を建設すると発表しました。

 

 

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