デンソーは自動運転など次世代車両システムの技術開発を加速させるため、半導体大手の独インフィニオンテクノロジーズに出資したと発表しました。車の高機能化や電子制御の高度化に伴い、コア技術となる車載半導体技術の重要性が増しています。
東芝インフラシステムズは、自動車機器などを手掛ける米ジョンソンコントロールズと自動車向け電池事業で提携すると発表しました。リチウムイオン電池・鉛電池の技術を組み合わせ、電気自動車(EV)等の回生ブレーキなどでの車載搭載を狙います。
トヨタグループ大手部品メーカーの東海理化は中国で4つ目の拠点として、江蘇省に新たな全額出資子会社を設立したと発表しました。新会社は生産拠点から独立した営業技術機能を果たします。また、パナソニックは中国で建設が進む北京近郊の「雄安新区」に人工知能(AI)を使った自動運転や住宅に関連した開発拠点を設けたと報じられています。
NTTはトヨタ自動車とコネクテッドカーの実証実験を12月に始めると発表しました。クラウド上に仮想空間を作り出し、500万台規模のシミュレーションを実施するとされています。また、トヨタ自動車は、レーザーレーダーなどを使った普及型予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」搭載車が導入から約3年半で世界1千万台に到達したと発表しました。
日産自動車は、電気自動車(EV)の車載電池の充電や車載電池バッテリーにためた電力の家やビルへの給電など電力循環ソリューションを「Nissan Energy」として発表しました。
米国では、ロサンゼルス・モーターショーの一般公開を控え、車両展示と報道向け発表がスタート。マツダは、燃費効率を大幅に高めた新型スカイアクティブXを搭載した「マツダ3」を世界初公開しました。また、独アウディは将来の電動スポーツカー像を提案した「Audi e-tron GT」コンセプトを披露しました。
スウェーデンのボルボ・カーは、LiDARなどの開発を手掛ける米ルミナー・テクノロジーズと共同開発した自動運転向けの最新センシング技術を発表しました。これまで認識できなかった人間の腕や脚などの部位を含めた姿勢を検知できるなど、認識技術を向上させています。
韓国エネルギー大手のSKイノベーションは、米国ジョージア州にEV向けのリチウムイオン電池の新工場を建設すると明らかにしました。投資額は10億ドル(約1130億円)で2019年初頭に着工し、22年の完成を目指します。
このほか、米テスラの10月の中国での販売台数が、米中貿易戦争の打撃を受け、前年同月比で7割減となったことが判明しました。また、アウディは、欧州の航空大手エアバスや工業デザイン大手イタルデザインとともに開発中の空飛ぶタクシー「Pop.Up Next」のプロトタイプが初フライトに成功したと発表しました。
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