<2024.4.5配信> 週間ブリーフ「いすゞ自動車が2030年度までに成長投資2.6兆円、テスラの販売が約4年ぶりに減少 ほか」


いすゞ自動車は中期経営計画を発表し、自動運転・コネクテッドサービス・カーボンニュートラルの3領域とエンジン車などの既存領域に計2.6兆円を投資し、2030年度には売上高6兆円、営業利益率10%以上を目指すとしました。自動運転では2027年にレベル4のトラック・バス事業を開始します。

マツダパナソニックエナジーは、電気自動車(EV)向けの電池供給で合意したと発表しました。2020年代後半に計画しているマツダの新型EVに、パナソニックエナジーの円筒形リチウムイオン電池を搭載する計画です。

また、パナソニックエナジーは、二輪・三輪自動車およびエネルギー貯蔵システム(ESS)向け電池として、インドの国営石油会社インディアンオイルと、電池製造に関する合弁会社設立について協議を開始したと発表しました。

日産自動車は、東京で開催されたフォーミュラE世界選手権シーズン10の第5戦に参戦し、日産チームのオリバー・ローランドが予選でポールポジションとなり、決勝で2位表彰台を獲得しました。チームもランキングを4位へと上昇させました。

経済産業省は、トヨタ自動車やデンソーなどが出資し最先端半導体の国内生産を目指すラピダスに、2024年度で最大5900億円を支援すると発表しました。ラピダスへの支援額は累計で最大9200億円となります。

東京ハイヤー・タクシー協会は、一般ドライバーが有償で客を運ぶライドシェアについて、タクシー大手の日本交通の営業所で8日に出発式を開くと発表しました。日本版ライドシェアは東京や愛知など4区域で4月に運行が解禁され、その後、札幌市や大阪市など8地域でも導入される見通しです。

自動運転ソフトウェアのティアフォーは、国土交通省の基金事業の一つ「地域公共交通に対応した自動運転技術実証」に採択されたと発表しました。BOLDLY先進モビリティ神奈川工科大学などとコンソーシアムを組成して行い、交付上限額は2024年度から2027年度までで約77億円です。

海外では、米テスラが、2024年1~3月期の世界販売台数が前年同期に比べて約8.5%少ない38万6810台だったと発表しました。ドイツ工場の操業停止の影響もありましたが、世界的なEV市場の鈍化が響いています。テスラの四半期ごとの販売台数が前年を下回るのは2020年4~6月期以来、約4年ぶりです。

フォード・モーターは電動化計画の修正を発表し、2030年までに北米で展開するガソリン車の全車種にハイブリッド車(HV)を導入するとしました。3列シートの新型EVの発売は2年間延期するなど、EVを中心の戦略を修正しました。 

中国の広州汽車集団(GAC)はEVブランド「GAC AION」でインドネシア市場に参入し、現地に工場を建設する計画を発表しました。自動車の製造・販売を行う現地のインドモービル・グループとの戦略的提携も発表し、EVの製造や販売などで協力します。

BMWグループは、エンジニアリングやデジタルサービスを手掛けるインドのタタ・テクノロジーズと合弁会社を設立すると発表しました。ソフトウェア・ディファンド・ビークル(SDV)向けの自動車ソフトウェアやIT技術を開発します。開発拠点はインド国内のベンガルールやプネに置きます。

自動車部品大手の仏ヴァレオは、米グーグルが提供するGoogle Cloudと提携を拡大し、新しいクラウドベースの生成AIツールとソリューションを開発すると発表しました。製品開発の全般にわたって洞察と効率性を高めることを目指します。

ルノーは、スウェーデンのボルボ・グループと設立した商用EVの合弁会社Flexisに、物流大手の仏CMA CGMが設立メンバーとして参画したと発表しました。CMA CGMは10%の株式を取得し、2026年までに1.2億ユーロ(約197億円)を投資します。

 

 

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