<2018.8.16配信> 週間ブリーフ「小田急電鉄が江の島で自動運転バスを運行、アマゾンが車載用のAlexa開発キット公開 ほか」


 小田急電鉄江ノ島電鉄は、神奈川県と連携し、一般モニターが参加できる自動運転バスの実証実験を9月6日から16日まで江の島と周辺の公道で実施すると発表しました。人通りの多い観光地での自動運転の実験全国で初めてとされます。自動運転システムはSBドライブが提供。ヤフーの乗り換え案内アプリ「Yahoo!乗換案内」でも予約可能です。

 埼玉工業大学は自動運転技術の向上を目指して実験を強化。埼玉県深谷市で実施している自動運転の公道実証実験の走行範囲を9月から拡大し、実験期間も当初計画より1年延長すると発表しました。大阪府河内長野市も同市内の公道で自動運転の実証実験を始めると発表しており、各地で自動運転の実証実験が盛んになっています。

 電気自動車(EV)開発の京大発ベンチャー・GLMは、EV開発を支援するため、バッテリーやモーターなど駆動装置・制御装置と台車を組み合わせた「EVプラットフォーム」のレンタルサービスを開始すると発表しました。オリックスの子会社、オリックス・レンテックと提携し、自動車メーカーや部品・素材メーカーに提供します。

 堀場製作所は自動車用バッテリーや燃料電池の計測ソリューションに強みを持つ独フューエルコン(FuelCon)を買収したと発表しました。次世代自動車に関する評価事業を強化し、成長を狙います。

 米国ではEVメーカー・テスラのイーロン・マスクCEOが株式非公開化の方針をツイッターで公表したことが、その後も話題を集めています。マスク氏はサウジアラビアの政府系ファンドと協議を進めていることを公表。米証券取引委員会(SEC)が同社に証言や書類提出を求める召喚状を送ったことも分かりました。

 米アマゾンは、車に音声アシスタント「Alexa」を組み込むためのソフトウェア開発キット(SDK)「Alexa Auto SDK」を公開。ソフトウェア開発プラットフォームGitHubから無償ダウンロード可能にしました。車載情報機器と統合されることで、Alexaの様々なサービスが車内で利用できます。

 独ボッシュ傘下のロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタルは、自動運転向けの高精度地図とソフトウェアを開発するスタートアップ、米ディープマップ(DeepMap)に出資したと発表しました。

 中国の新興EVメーカー・新特電動汽車(SITECH)は米カリフォルニア州ロサンゼルスで新ブランド「GYON」の発表会を開催し、自動車エンジニアリングのGaffoglio Family Metalcraftersと協力してコンセプトカーの制作を進めていることなどを発表しました。

 インドでライドシェア最大手のオラ(Ola)は、英国に進出し、予約制タクシーのミニキャブとブラックキャブなどを配車できるアプリを展開すると報じられています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です