第1回 ReVision オープンラボ

専門家のインプットセミナーと来場者自身によるディスカッションを
融合させた新しいワークショップ型セミナーです

2019年2月28日(木) AP品川(港区高輪)開催

自動運転実装への法的アプローチ
ー自動運転中の事故の責任と、将来の保険・補償制度のあり方とはー

清水 和夫氏

自動車ジャーナリスト、
内閣府SIP自動走行システム推進委員会構成員

中山 幸二氏

明治大学 自動運転社会総合研究所所長、専門職大学院法務研究科専任教授

佐藤 典仁氏

国土交通省 自動車局保障制度参事官室 企画調整官

西岡 靖一氏

損害保険ジャパン日本興亜株式会社 リテール商品業務部商品開発グループ上席業務調査役

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近い将来、段階的に自動運転のレベル3、レベル4の導入が見込まれるなかで、迅速な被害者救済を実現するとともに事故発生時の責任を誰が負うかを明確化することは、ユーザーの安心感を高め、各企業が持続的な技術開発・実装をする上で非常に重要です。法律の専門家、行政、業界団体、保険会社、自動車メーカー、部品メーカー、IT企業など、多様なバックグラウンドを持つ方々が知見を持ち寄り、企業・業界の垣根を超えた踏み込んだ議論が求められます。

「ReVision Mobility オープンラボ」は、業界の垣根を超えた議論が求められるテーマに関して、専門家のインプットセミナーと来場者同士がアクティブに課題にアプローチするディスカッションを融合させた新しいワークショップ型セミナーです。
講演のみのセミナーとは異なり、来場者が自ら議論することで課題を深く理解し、新しい気付きを得ることができます。クリエイティブなグループワークを通して、業界キーパーソン同士が交流を深めることも狙いとしています。

今回は自動車ジャーナリストの清水和夫氏、明治大学自動運転社会総合研究所長の中山幸二氏、国土交通省の佐藤典仁氏、損害保険ジャパン日本興亜株式会社の西岡靖一氏を講師に、自動運転の進化に関わる民事上の課題を整理しつつ、これから必要な法的・制度的アプローチについて来場者参加型で考えます。

※ReVisionプレミアムクラブ会員の方には
「インプットセミナー」録画動画をお送りします。

プログラム構成(予定):

13:00〜

インプットセミナー

「自動運転の課題と、世界・日本の取り組みの現在地点」清水 和夫氏(自動車ジャーナリスト、内閣府SIP自動走行システム推進委員会構成員、ReVision Auto&Mobility編集顧問)

「自動運転時代の自賠責保険と損害賠償責任の考え方 ー海外の事故事例の考察とともにー」佐藤 典仁氏(国土交通省 自動車局保障制度参事官室 企画調整官)

「国内外の法改正の動きとともに民事法上の課題を捉える」中山 幸二氏(明治大学 自動運転社会総合研究所所長、専門職大学院法務研究科専任教授)

「保険会社の自動運転への取り組み」西岡 靖一氏(損害保険ジャパン日本興亜株式会社 リテール商品業務部商品開発グループ 上席業務調査役)

講師略歴はこちら
14:20〜

休憩

14:30〜

クリエイティブ・ワークショップ「自動運転時代の民事責任とビジネスを考える」

インプットセミナーを踏まえた、来場者による未来志向のグループディスカッション。自動運転のレベル3 レベル4の実装化で想定される事故事例をもとに、自動車メーカー、部品メーカー、IT企業、保険会社、法律家など、さまざまな立場から必要な法整備・制度・自動運転技術の在り方について考えます、さらに、グループで出された課題や提案を発表・共有し、有識者と意見交換しながら思考を深めていきます。

ファシリテータ:ReVision Auto&Mobility 林愛子

17:00〜

総括・パネルディスカッション・質疑応答

17:50〜

懇親会

19:30

終了

開催概要:

名称 第1回 ReVision オープンラボ
「自動運転と法的課題 ー自動運転中の事故の責任と、将来の保険・補償制度のあり方とはー」
日時 2月28日(木) 13:00〜19:30(17:50からは懇親会)
会場 AP品川(東京都港区高輪3-25-23) 9階会議室
アクセス:https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-shinagawa/shn-base/
参加費 27,000円(税込29,160円)
※こちらの参加費に懇親会費用も含まれています。
お支払は銀行振込、クレジットカードにて受付けます。
定員 60人
参加対象者 自動車メーカー・部品メーカー・IT企業・保険会社などの自動運転開発・企画・調査担当者
お申込み

登録ページからお申し込みください。
定員になり次第、締め切ります。

主催(お問合せ先) ReVision Auto&Mobility
運営会社 株式会社InBridges
Email:info@rev-m.com TEL:03-6403-3835

講師:

清水 和夫氏

自動車ジャーナリスト、内閣府SIP自動走行システム推進委員会構成員、ReVision Auto&Mobility編集顧問

<経歴>

1954年、東京生まれ。武蔵工業大学電子通信工学科卒。1972年のラリーデビュー以来国内外の耐久レースで活躍する一方、モータージャーナリストとして活躍を始める。自動車の運動理論や安全性能を専門とするが、環境問題、都市交通問題についても精通している。日本放送出版協会『クルマ安全学のすすめ』『ITSの思想』『燃料電池とは何か』、ダイヤモンド社『ディーゼルこそが地球を救う』など著書多数。

<現在の役職>

内閣府SIP自動走行システム推進委員会 構成員、経済産業省・国土交通省合同主宰 自動走行ビジネス検討会 委員、国土交通省車両安全対策委員、NEXCO東日本 道路懇談委員、HFCV用容器検討委員

<所属機関>

日本自動車ジャーナリスト協会、日本交通医学工学研究会、日本科学技術ジャーナリスト会議 会員(JASTJ)。日本自動車研究所(JARI)客員研究員

中山 幸二氏

明治大学 自動運転社会総合研究所所長
専門職大学院法務研究科専任教授

<現在の役職>

明治大学自動運転社会総合研究所所長
法科大学院付置・医事法センター長
日本民事訴訟法学会理事
自動車製造物責任相談センター審査委員会委員長

<略歴>

1979年 早稲田大学法学部卒・1986年 同大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学
1986年 神奈川大学法学部専任講師、助教授、教授を経て、明治大学法学部教授
2004年より大学院法務研究科専任教授(現在に至る)
日本民事訴訟法学会理事、仲裁ADR法学会理事・事務局長、法科大学院協会事務局長を歴任

経済産業省「久米島町ロボットモビリティプロジェクト」委員(2013年度)
経済産業省「グリーン自動車技術調査事業」委員(2014年度)
経済産業省「自動走行の安全に係るガイドライン及びデータベース利活用検討会」委員(2015年度)
経済産業省「自動走行の民事上の責任及び社会受容性に関する研究」委員(2016・2017年度)
日本学術会議・総合工学「車の自動運転」検討小委員会委員(2015年〜2017年)
モビリティ・イノベーション連絡会議委員(2018年〜現在)

佐藤 典仁氏

国土交通省 自動車局保障制度参事官室 企画調整官

<資格>

2008年 弁護士登録(第二東京弁護士会所属)

<主な経歴>

2007年 東京大学法学部卒業
2008年 森・濱田松本法律事務所入所、M&A、コーポレート業務に従事
2013年 Northwestern University School of Law(LL.M.),Kellogg School of Management(Certificate in Business Administration)修了
2013年 Hengeler Mueller 法律事務所デュッセルドルフオフィスで執務(〜2014年)
2014年 株式会社日立製作所に出向(〜2015年)
2017年 森・濱田松本法律事務所より現職に出向

<近著>

「自動運転に係る制度整備大綱の概要」(NBL1123号)
「自動運転における損害賠償責任に関する研究会 報告書の概要」(NBL1120号)
「自動運転社会の法制度設計」(共著、ビジネス法務、2017年12月号、2018年1月号)
「米国における自動運転車に関する新たな指針」(共著、NBL1087号)
「ライドシェア・カーシェア規制の論点整理」(共著、NBL1097号)
「ドローン・ビジネスと法規制」(共著、清文社、2017年)ほか

西岡 靖一氏

損害保険ジャパン日本興亜株式会社 リテール商品業務部
商品開発グループ 上席業務調査役

<経歴>

1971年、大阪生まれ。東京工業大学理学部卒業。1994年に安田火災海上保険株式会社(現損害保険ジャパン日本興亜株式会社)に入社後、保険金サービス部門、経理部門を経て、自動車保険の商品開発部門に約13年間従事し、自動車保険の商品開発や保険料設計を統括している。「自動運転」には3年前から本格的に取り組み、社内では部門横断で立ち上げた自動運転タスクフォースのリーダーを務める。
保険などの数理業務の専門職団体である日本アクチュアリー会の正会員。